
2012年1月20日 14:16
スタッフリレー第4弾の今回は、日本一奪回を目指す野球部です。
主務の深田賢一さん(人3)にインタビューを行いました。(インタビュー日は12月中旬です。)
-自己紹介をお願いします。
早稲田大学野球部主務の深田と申します。
現在は人間科学部の三年で、健康福祉学科です。
-具体的にどんな勉強を?
野球の方がメインになっている生活ですが、勉強に関して言えばゼミに力を入れています。
-仕事は朝から晩まで?
そうですね。学校に行かないときは朝からずっとです。
マネージャー室にいて何かしらやっています。
-どんな仕事を?
そうですね・・・。どんな仕事ってよく言われるんですが、一番答えるのが難しい(笑)
野球部に関すること全てが自分の仕事なので、スケジュール管理だったりお金の管理だったり色々です。その時々によってやることも変わりますし。ちょうど今くらいでしたら一番メインになっている仕事は、3月に沖縄キャンプに行くんですが、その手配という部分ですかね。バス、飛行機、球場、宿などの。
それを旅行会社の方と話し合って調整しています。
-沖縄キャンプは全員で?
いえ、部員を30~40名に絞って行きます。
-寮生はどのくらいいるんですか?
30人弱ですね。リーグ戦においてベンチに入れるメンバーくらいの実力を持った選手しか入れないので、他の学生は近くの学生寮だったり一人暮らしをして通っています。
-どのくらいの頻度で人が入れ替わる?
そう多くは無いです。一年に2回あるかないかといったところでしょうか。
-主務になった経緯とは?
野球部の場合、一学年に一人しかマネージャーがいないんですが、早稲田の野球部は他と少し変わっていまして『マネージャーをやりたい』という形でマネージャーを募集していません。
最初は選手として入部しまして、一年次の夏に話し合いを進めて『こいつならマネージャーとしてやっていけるんじゃないか。』という人を学年で選びまして、秋のリーグ戦が終わったころから正式にマネージャーを一人選びまして、働き始めます。
なので自分も、始め選手として入部しまして一年の秋までは選手として活動し、そこから「マネージャー」ですね。
主務になるというのは、マネージャーになって学年が進めば、三年生でそのままの流れで主務になるので・・・。一学年に一人しかいませんし。
-ということは、今3人で部を回している?
そうです。
女子マネージャーもうちだけいないので。
-その人数で回せる?
やっていけないことはないですけど・・・ってところですかね。
一人当たりの負担は大きいと思います。かなり大変ですが、『他の大学とは違うんだぞ』という誇りを持ってやれているというのは大きいです。
他の大学は女子マネージャーだったり、一学年に何人かいたりするので。
早稲田は選手上がりなので、選手たちの苦労や大変さも理解できますし。その上でマネージャーという立場から部を見れているので、一緒の気持ちになって戦えていると思います。
やはり、『3人でやっている』という誇りは持っています。
-選ばれたときの心境は?
選手としてやりたかったので、、、。僕は一浪しているんですが、それでも早稲田で野球をやりたくて入部したのでマネージャーになることは全く考えていませんでした。
一ヶ月くらい『嫌だ』と言い続けていたんですけれども、『お前じゃなきゃだめなんだ』という同期の声をもらって、マネージャーになることを決断しました。ですが、やっぱりマネージャーになったときは泣きましたね。
-まずは同期で話し合いをする?
そうですね。同期で集まって誰なら出来る、誰ならできないという感じで分けていって絞っていって、最終的に一人を選ぶという形です。
-早稲田で野球をしたかった理由とは?
単純に、野球でトップになりたいという思いですね。
高校は、普通の高校なので甲子園に出ることもなく野球をやっていました。
どうしても大学で野球をやりたいということと、やるなら中途半端にやりたくないという気持ちがありました。
野球が好きなので中途半端にやりたくなくて、やるんなら命かけてでもやりたかった。
どこでそれができるかと考えたときに、やっぱり大学野球ってどこもほとんどが甲子園に出場したプレーヤーの集まりなので他の学校に行ってしまうと自分がやっていくのは難しいと考えました。
ですが早稲田の場合、スポーツ推薦の割合が少ないので一般で入ってきた者もたくさんいますし、野球も勉強も高いレベルでできる環境があると思いましたので、やるなら早稲田しかないとずっと思っていましたし、そのために浪人もしました。
-入部して驚いたこととは?
あこがれの場所だったですし、斎藤佑樹さんもいらっしゃいましたし、これがテレビで見ていた世界か・・・と。
でも、やっていくうちにそんな思いも消えて、ただただ辛い毎日でしたし、一年生の時は『早く時間過ぎろ』と思ってました(笑)
-主務の仕事で驚いたこととは?
ここまでやらなくちゃいけないのかという意味であれば、そういうことは多々あります。
やっていくうちにわかるんですけど、「こんなに細かいことまで!?」ということですね。
自分が「これくらいでいいだろう」と思ってやっていたことに対して、相手から質問が返ってきてしまったときに「ここまでやらなくちゃいけないんだな」ということはよくあります。
-やりがいがあった仕事とは?
やりがいという面で言うならば、全てです。
マネージャーとしていられることに、やりがいを覚えます。
早稲田が来年のリーグ戦の当番校でして、当番校は各校が持ち回りでやってくるんです。
マネージャーが六大学のトップに立つというか、仕切らなければいけない立場になりまして、そういった意味でも早稲田大学野球部だけではなく、リーグ戦の運営も自分がトップに立ってやっていかなければいけないので、ずっと憧れていた六大学の運営に携われることだったり、増してや先頭に立って取り組むという点では、すべてにおいて今からやりがいを感じています。
-かなりプレッシャーでは?
もちろん不安はあります。プレッシャーもかかっています。
ですが、やっぱり自分の選んだ道なので、選手やってたら経験できないようなこともたくさんありますし、自分が成長できる場だと思って取り組みます。
-今は前向き?
もちろん野球に対しての未練はあります。野球やりたいなという想いはありますけど、それは後悔ではありません。自分の決断したことに対しての後悔はありません。
もう一回同じことがあったとしても、同じ道を選んでいると思います。
-他の部では、やりがいのあった仕事に「勧誘活動」というのが挙がっていたんですが?
部員の勧誘は一切する必要がないと思っています。
向こうから「ここでやりたい」という熱い想いが無い限り、続けていけないと思うので。
想いがあれば、下手でもいいです。そういう選手が欲しいですね。
自己推薦の対策への面倒は見たり、といのはあります。
-同期の仲とは?
ユニフォームを脱げば、互いに楽しく喋る同期ですし、着た時には厳しく言い合える同士になるので、そういった意味では同期に恵まれているかなと思います。
マネージャーとして野球のこと以外にも、「ちゃんと授業出ろよ」とか生活の面も言っていかなければという立場にあると思うので、一学年一人というのは苦しいこともあります。
誰も頼れるやつがいないといいますか、選手には選手として野球のことがあるので。
-グラウンドに行ったりというのは?
ほとんどないです。室内で作業していますね。
何かあったときは、グラウンドに向かいますけど。
-オフとかありますか?
週1で休みがあって、月曜日は練習が休みです。
僕は・・・電話がかかってきたりするので、基本的に月曜日もいます。
気持ち的にはゆとりがある曜日ですが、オフはあってないようなものです(笑)。
もちろんたまに遊びには行きますよ。
-ちなみに野球部ってモテるんですかね?
いや、ないですね(笑)
基本、野球部でかたまっているので、人が寄ってこないですね。
学ランというのもあると思いますが。
-一年生のときからずっと学ラン?
そうですね。
-大学に入ってまで制服ということに関しては?
最初は抵抗ありました。
今は、「カッコいいだろ」って感じですね。
高校生に見られることは多々ありますが(笑)
それは、少し嫌な部分かな。
でも、ボタンが早稲田のやつなんで、早稲田じゃなきゃこれを着けることもありませんし。
誇りある制服です。
-ちなみにどこで買う?
これ、デパートで売ってます。
実は、高校生用の学ランに、ボタンだけ早稲田のやつを買って、野球部と学部のバッチを襟に着けるという具合です。
自分は、人間科学部なので学部のやつは「人」って入っています。
-「学部」のってあるんですね。知らなかった・・・
そうですよね(笑)
普段生活する分には、誰も知りませんよ。
一応、生協に売っています(笑)
-他の部とは違う、野球部ならではの伝統って?
う~ん・・・
学帽って知ってますか?
一年生はみんなあれをかぶって学校行くんですよ。
入学して最初の2~3ヶ月くらいは、強制でかぶらされます。
野球部の印象をアピールするという伝統なんだと思います。
(後編へつづく)