
2009年7月24日 19:14
山岸、横谷が競争の中心、ほか超新星に「タッキー」も
セットプレーの安定とともにフィールドでの躍動感、近年では機動力の有無が問われる1番プロップ。ワセダでは今春、4人の選手がAチームでこのポジションを経験している。
その一人が副将・山岸大介。5月3日の部内マッチ、13日の慶大戦をスターティングメンバーとして戦い、31日の同大戦では出場を予定していたが直前の怪我でリタイア。以降は出場がないままに春シーズンを終了している。
山岸は昨季リザーブとして「荒ぶる」を経験しているが、その道程は決して華やかなものではなかった。CとDを往復した春、シニア昇格後粘り強くBチームにしがみついた夏・秋を経て、ようやく対抗戦中盤でアカクロを手にしたのである。首脳陣の絶大なる信頼のもと、副将に就任して臨んだ今春は不本意な戦いだったろうが、昨年同様にこの夏も、不屈の闘志で必ずアカクロ争奪戦へ這い上がってくるだろう。
二人目は横谷祐紀。山岸の戦線離脱直後の同大戦は1年生・伊藤平一郎にレギュラーの座を譲ったが、その後の3試合ではスタメンに名を連ね確かな存在感を発揮してきた。現状、1番プロップのレギュラーに最も近いのはこの横谷であると言えるかもしれない。横谷の持ち味はフィールドプレーでの強さ。巨漢からは想像し難いスピードで相手DFラインをかき乱し、また仲間へのサポートも献身的に行う。昨季は怪我で1年を棒に振ったが、今春はアカクロでのトライも記録するなど心身の充実ぶりが伺えた。ラストイヤーとなる今季に懸ける想いは例年以上。山岸が復帰した後も、確立した今のポジションは絶対に手放したくないところだろう。
1番プロップのアカクロ争奪戦はこの二人を中心に展開していくことが予想される。しかし、同大戦でスタメンとトライを記録した1年生・伊藤平一郎も、今後の成長次第ではレギュラーの座を勝ち取る可能性は十分にある。ポテンシャルの高さでは二人を上回る感もあるだけに、山岸、横谷にとっては伊藤の存在が大きな起爆剤となっていることだろう。また、昨年まで3年間に渡って1番プロップを務めてきた瀧澤直は、今季はHOや3番PRで起用されているものの、チーム状況によってはいつ1番に戻ってもおかしくない。山岸ら3人にとっては、互いに成長を果たし、この「巨大すぎるライバル」との争いを避けたいところが本音かもしれないが。いずれにしても、実力的には相違ないメンバーが揃っているポジションなだけに、最後は「執念」。アカクロへの想いをどれだけ強く持てるかに懸かってきそうだ。
今春、見事な復活を遂げた横谷祐紀。弟・大祐との兄弟スクラムも実現させた
2009年7月 3日 15:17
誰よりも強く、誰よりも速く、
昨日27日、C,Dチームが連続で逆転(サヨナラ)勝利を上げ、早田組の勢いは最高潮に達しています。ジュニアチームが作り上げた波に乗り、本日28日はA,Bチームが上井草にて宿敵・関東学院を迎え撃ちます。この試合では、ワセダのフロントローに注目してみてください。世界ラグビー選手権大会を終えたHO有田隆平選手が早田組のゲームに初出場、好調を維持するPR横谷祐紀選手は1番プロップで、さらには1番プロップで馴染み深い、有田選手不在の間はフッカーを務めてきたPR滝澤直選手が3番プロップで登録されています。3者ともに、セットプレーの安定度はもとよりフィールドプレーの激しさに高い評価が集まる選手たち。滝澤選手と、世界選手権でも5トライをマークした有田選手の、攻守に渡る強さは既にファンの皆様の知るところだとは思いますが、今年は横谷選手からも目が離せません―。
花園準優勝の経歴を引っ提げ、将来を嘱望されてのワセダ入学。下級生次からシニアチームで豊富な経験を積んできたものの、ここ2年間は怪我に悩まされ、活躍の機会が得られませんでした。飛躍を期待された今季も、一時は怪我で戦線を離脱。しかしながら、復帰した6月14日のワセダBvs中大で異彩を放つ活躍を見せると、翌週の春早明ではアカクロの1番を奪取。そして本日の春関東、となっています。好調を維持する横谷選手の力強いプレーは、練習中でも一際目を引くほど。滝澤選手、有田選手とのコンビネーションで一体どんな『Explosion』が生まれるのか。今日の関東学院戦では、最前線の3人がゲームを引っ張っていく展開になるかもしれません。
横谷祐紀、有田隆平、滝澤直・・・モットー「激しく」、得意技「フィールドプレー」。今年のフロントロー3人は、誰よりも強く、誰よりも速く、グラウンドを駆け回ります。
心身の充実ぶりが伺えるPR横谷選手
2009年7月 3日 15:11
今田圭太元コーチ、上井草来訪!!
6月25日金曜日。春関東前日となったこの日の練習に、昨年まで4年間FWコーチとしてワセダを支えた今田圭太コーチの姿がありました。今田コーチは今年よりトップリーグ所属・近鉄ライナーズの専任コーチに就任、日本ラグビー界のトップを指導するその手腕で、ワセダFW陣に次々とメスを入れていきます―。
この日の練習で強化ポイントとなったのが「モール」。全体のAT&DFを終えた後のポジション別練習で、FWは延々とモールの確認を行いました。そして今田コーチといえば、あの権丈組の最強モールを作り上げた第一人者。当時の経験とその後の経験とを織り交ぜながら、選手たちへ的確なアドバイスを送ります。一本、また一本と、数を重ねる度にモールは精度と威力を増し、最後には中竹監督も納得の表情でじっと選手たちを見つめていました。
今年のルール改正により再びキーファクターに浮上してきたモール。当然明日からの春関東でも大きな鍵を握ってきます。懐かしく心強い元コーチの支援を得て、早田組はまた一つ『Explosion』のきっかけを掴んだようです。
的確な指導を行う今田圭太元コーチ
2009年7月 3日 15:07
一体どうなる!?司令塔レギュラー争い
14日、ワセダB対中央大学Aの一戦。この試合で輝きを放ったのがSO山中亮平選手でした。山中選手はこの試合5トライ、うち3本は強引にDF網をこじ開ける力強いシーンと、今シーズン定着しつつある「新しいスタイル」を満天下にアピールする形となりました。
ファンの皆さんにとって山中選手はといえば、トリッキー、変幻自在・・・などなど、およそ「天才」を形容する際に用いられる言葉がしっくりくるのではないでしょうか。一昨年、昨年と見せてきた、キックダミーなど相手の意表を突くプレーでアタックを先導する姿が印象深いことと思います。
しかし今シーズンは全く別の姿―。自ら身体を張り、DFラインをこじ開ける。相手選手をぎりぎりまで引き付け、タックルを喰らいながら絶妙なタイミングでパスを出す。など、フィジカルの強さが大きな武器となりつつあります。今日の試合では後半、キックダミーが飛び出す場面もありましたが、事前に自身の突破力をアピールしていただけに、その効果たるや絶大なものでした。
ライバル村田賢史選手の好調もあり、5月下旬からBチームでの戦いが続く山中選手ですが、爆発的進化を遂げるこの人が今の現状に甘んじるはずがありません。一体どうなる!?司令塔レギュラー争い!来週、再来週と続く春早明、春関東からますます目が離せなくなってきました。
1年生次から「責任あるプレーを心掛けたい」と語ってきた山中選手。今季、例年以上に身体を張り続けるプレーで見事体現してみせています