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“法務がHomeにやってきた”~Homu is coming Home.~

2014年4月

2014年4月25日 23:16

自走すると違法

 昨年から通っている大学には、雨さえ降らなければ自転車で行きます。電車で最寄り駅までいくと遠回りの上にお金もかかり、さらに駅から歩く距離は10数分。自転車なら10分で到着できるので自転車が最善の選択だと思います。

自転車で走る人が増えたと感じます。1)昔ながらお巡りさん、2)銀行の営業さん、3)主婦の方々の自転車はもちろん、4)バイク便ならぬ自転車便の書類などの配送ライダー、5)私のように近隣の移動に自転車を使う人、6)そしてレンタルバイク。このうち、4)5)を除いて、こうしたライダーたちの多くが電動アシスト自転車に乗って、坂道もスイスイと上がっていきます。実は我が家も3台保有。1台は妹宅。2台は家族が近隣を走るのに愛用しています。ちょっとキツい坂道になるとロードレーサーに乗る私を楽々と抜去る。。。悔しいけれど便利です。

電動アシスト自転車とは、「モーターでペダルをこぐ力を補助して坂道などでも楽に登れるようにする機能を持った自転車」です。あくまで「アシスト」なので、「こぐのをやめるととまる」モーターはついていますが、自走しない自転車のことです。

道交法では、以下のように規定されています。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S35/S35F03101000060.html

道路交通法施行規則第一条の三
(1)補助はペダルをこぐ間だけ
(2)時速10キロ未満ではこぐ力に対してモーターの力は2倍まで
(3)時速24キロ以上で補助がなくなるようにモーター制御

しかし、最近、ネット通販などで、この基準にあわないモーター付自転車が販売されており、購入した人が事故を起こしたりするトラブルが報告されています。
http://cyclist.sanspo.com/130509

実際に、アマゾンや楽天でも販売されており(現在は在庫なし表示)

アマゾン
http://www.amazon.co.jp/スイスイらくらく!16インチ電動自転車(電気自転車-・アシスト自転車・フル電動自転車・自走式自転車・A-bike・折りたたみ自転車・折り畳み自転車・折畳み自転車・折畳自転車)/dp/B0026IQQ16

楽天
http://www.rakuten.co.jp/santasan/1811265/2023880/

これらを購入してしまった人もいるようです。

が、よく見るとこんな注意書きが記載されています。

・この製品は玩具扱いとなります。公道を走行することはおやめ下さい。
・玩具扱いですので防犯登録はございません。

さらに非道いのは
http://d.hatena.ne.jp/rikimaru01/
"家庭に1台所有し、バイト先に乗っていく学生さんに大人気"としながら
"補足として、【自走式使用時】は公道は走れませんので予めご注意ください"
自走式で公道を乗れないのなら、普通の自転車を購入する筈です。。

これらは中国製で、インターネットで購入はできますが、同国では電動自転車も免許なしで走行できるなど、法規制の違いがあります。日本国内では、免許が必要な原動機付自転車として扱われます。ご注意を。

2014年4月21日 23:08

Gmailスキャン問題

 インターネットと新しい技術の開発に伴い、様々な新しい試みが行なわれ、我々の生活や仕事環境が便利になる一方で、プライバシーに関する様々な問題も起こっています。
Googleストリートビューで撮影された画像に映り込んだプライバシーに関わるシーン、民家の軒先、停車した車の中、普段は眼にとまらないかもしれない路地裏の思わぬ画像が問題を起こし、削除要請も出て来ているというニュースはあちこちで眼にします。
http://wired.jp/2014/04/17/google-adds-to-tos-yes-we-scan/

2013年に、「通信傍受法に違反しており、プライバシー侵害に当たる」と「グーグルがメールのスキャンを実施していてることに対して複数の訴訟」起こされています。」
実際にGoogleの利用規約には、以下のような条項が含まれています。

https://www.google.com/intl/ja/policies/terms/
本サービス内のユーザーのコンテンツ
"〜 Google の自動化されたシステムはユーザーのコンテンツ(メールを含む)を分析して、関連性の高い機能をユーザーに個別に提供します。このような機能には、カスタマイズされた検索結果、カスタマイズされた広告、スパムとマルウェアの検出などがあります。この分析はコンテンツが送信、受信、および保存されたときに発生します。 "

これは、Gmailに入って来たコンテンツすなわちメールなどを含めてコンテンツを分析するために内容を分析しますよといっています。
Gmailを使う人は、この利用規約に同意しないと使えませんから、無料ですし、やむを得ないかなということでしょうが、困るのは、Gmailのユーザーでないメール利用者。例えば、私が自社のレンタルしているメールサーバーを使って送信する場合、相手がGmailを使って受信すると、その内容が解析されてしまうということ。上記のGmail利用規約に同意していないにも関わらず。


やっかいなことに、また当然ながら、メールの送信者は、相手がどのようなメーラーで受信するのかは、未確定のままメールを出します。いつも使っているメールが例えばマイクロソフトのアウトルックだとしても、次のメール受信時は、たまたま出張中のモバイルからGmailを使って受信するかもしれません。

企業で秘密保持契約を締結していれば、受領した秘密を守るため、その秘密を見せる第三者にも同様の契約を締結させるなど、秘密の保持を確実にする必要がありますが、Gmailとの契約をしない状態では、厳密にはこうした契約が守られていない状態になってしまっている?

確かに、実際にGmailで開けられたメールが、Google社によって秘密が漏洩することに繋がるとは言い切れませんが、なんらかのキーワードで自動的に検索することも技術的には可能でしょうから、Gmail社に依頼することで、そのに入ってくるメールの中から依頼者に必要な事項を抜き出してなんらかの処理を施すことは可能です。メールの内容に応じて必要な広告を表示することは、まさにこのことです。

実際に、当社の協力先で「Gmailで受信したい」という申し出がありましたが、セキュリティ上の理由でお断りました。今度は守秘義務契約にも、電子メールの受信の際には、GmailやGoogleドライブなども含めて"内容をスキャンする可能性のある"メーラーやサービスは使用しないように盛り込む必要がありそうです。

2014年4月18日 23:49

電子メールの労使協定

 週末の日曜日の夕方、サザエさんを見ると「ああ、明日は月曜日か。仕事だ」と思うというのはよく聞く話です。それでも、そんな気分は週末に休んだことの証。また明日から気分を切り替えて頑張ろうと思えればよいものです。

ところが最近は、「今日は休みだったんだろうか?」と思う事があると、後輩がSNSで呟いているのをみかけました。彼は確かに週末、会社にいかず、家族と一緒に過ごしていたのに。確かに、子供を連れて遊園地に行ったのに。ショッピングセンターで買い物をしたのに。なんだか、仕事がまとわりついていた感覚。

そう。

メールです。

スマホにちょこちょこ入ってくるメール。

ちょっとトイレにいったときに覗いてしまうと、技術者からの作業経過や、取引先の人からの週明けの対応依頼。上司がチェックしてコメントをつけた週報などが目に入ります。すぐに対応する必要もないのですが、なんだか心から離れない仕事のこと。

出勤はしていませんが、デジタルな労働時間。

メールが私たちを週末や有給休暇中も追いかけてくる環境になってしまいました。

知らぬが仏。
メールを見なければいいのですが、週末に見ないでいて、翌朝見たときに、"昨日見ておけば良かった"となるのもつらいんですよね。対応しないまでも見ておきたい心理。
かくして週末確かに物理的には休んでいる、会社から、業務から遠ざかって入るのにも関わらず、「デジタルな労働時間」は、私たちの休みの時間を奪って行くのです。

そしてついに。

「フランスのふたつの経済団体(SyntecとCinov)とふたつの労働組合が、従業員が終業後に仕事の電子メールを確認する(またそうするよう強いられる)ことをやめる協定に署名した。」

http://wired.jp/2014/04/14/mail-after-hours/

この協定では、特殊な事業がある場合を除き、9時から6時までの間以外は、メールをチェックしてはいけないことになります。もっとも、幹部に限るということで、一般社員はこの限りではないとなっていて、もしかすると、幹部が見られないメールをかわりにチェックして対応する、あるいは対応に備えるなんていうことにもなりそうですが。。。

2014年4月11日 23:36

境界線 顧客である友人、友人である顧客

 数年前に27年務めた会社を退職して、現在のビジネスを始めたとき、会社を登記したのは、自宅住所でした。自室を本社オフィスとして整え、仕事をする際には、「3Fにいくよ」というのが家族との"出社"の合図。Skypeで電話会議をする際に、お笑い番組の声が聞こえてしまうこともあります。その後、都内にも事務所を借りており、毎日そこに"出社"しますので、一応はそこにプライベートと仕事の物理的な境界線があります。

あるつもりです。

ところが。

物理的には分けたのですが、現実は曖昧です。Blackberry(スマートフォン)には仕事のメールも受信されてしまうので、"3F"にいなくても、家族と一緒に食事していても、TVを見ていても、ブブブと振動が聴こえると、「いいの?仕事のメールじゃない?」と気を遣わせます。反対に、仕事で"3F"に居る時でも、宅配便のピンポンがなれば、「ちょっと出てくれない?」といつもと同じようにお呼びがかかります。

そしてまた自室に居る時はいつでも仕事。。。というわけでもありません。

新聞を読んだり、雑誌を読んだり、文庫本を読んだりの読書タイム。Webサーフィンしながらボーと時を過ごす。SNSでみんなの書込みを流れる・・・ここには仕事の関係者が多く、ある意味では仕事の情報収集状態ともいえます。そしてたまにはタブレットでゲーム。果ては居眠り。。。

すべては仕事のためだ!と言い切るのも悲しいかなと思い、やはり上記はプライベートタイム。"3F"にいるから仕事というわけでもありません。

スマホに着信するメールはもうやむを得ないとして、自室のパソコンでは、会社のメールが着信しないようにしてみました。自室は仕事スペースなのに仕事メールのこない状態。ちょっと矛盾しますが、これでメールがどしどし入ってくるようにしてしまうと、それこそ自室に籠り切り状態になり、家族といても、スマホにメールが入るとなれば、それこそ、プライベートがなくなってしまいます。

メールの受信が境界線?メールは、いや、インターネットは、本当にプライベートと仕事の境界線をあいまいに、不明確に、もうホントに区別をなくしてしまいました。PCでも、携帯でも、タブレットでも、やろうと思えばあらゆるメールアカウントを設定して、どこにいてもどれかの端末デバイスを持ってさえいれば、仕事のメールだろうが個人のメールだろうが受信できてしまいます。それはとりもなおさず、仕事中、重要な会議の最中に、正にブレゼン中にプライベートのメールを受信してしまうことでもあり、プライベートで、恋人と語らっているときに、痴話喧嘩の最中に、仕事の緊急メールを受信してしまうことでもあります。

http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303348104579478753533112052.html?mod=djem_Japandaily_t

ところで、物理的な境界を設け、メールの送受信の境界線を設け、これで境界は区切れたと思ったのですが、更なるあやふやな境界問題が発生してきました。

55歳にもなると、友人たちも、各企業、組織でそれなりの決定権を持つようになり、また課題を解決するために、有り難いことに私を必要としてくれる場合もあります。彼からの連絡は受けてみないとわかりません。仕事なのか。休みなので彼からの連絡は見ないでいいのか。

一方、同じく長い御付き合いの顧客とは、プライベートでも一緒に遊んだり、心の悩みを打ち明け合ったりもします。

友人である顧客。顧客である友人。さて境界を引くべきなのでしょうか。

2014年4月 1日 23:15

仲を取り持つさじ加減

あるお宅でのいつもの風景。

既に成人した長男は、大分分別も出てきました。自分のことは自分でやろう、家族や周囲へも気を配ろう、ある程度は妥協しよう、しかし自分の夢やこだわりも持っています。

次男は、そうした兄を見て育ちました。兄を尊敬する面もありますが、いい子過ぎるように見える姉に反感もあります。自分の心を素直にぶちまけてしまう次男。体格もよく、思春期になり、時に乱暴な言動も出てしまい、母親に注意されることもしばしば。

難しい年頃の二人がケンカになると、親の介入にも気を遣います。

「お前な、チョーシにのんじゃねーぞ、あ?」

「。。んだよ。アニキぶってんじゃねーよ」

日中の領土問題への対処に苦慮する米政府(ウォールストリートジャーナル)
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_514624

「訪日後中国を訪れたパネッタ米国防長官は、日中双方に対し冷静になり事態を沈静化させ、問題を平和的に解決するよう呼び掛けた。」

オマエら!またそういう言い争いをする!いい加減にしろ!!

「外交アナリストは、米国は危機への対応について十分注意する必要があるとし、米国が日本に譲歩を強いたり、そのように見えたりすれば、東アジアの主要同盟国である日本を弱体化させ、中国の立場を強化してしまうと警告する。」

素っ気なく「うるさい」と相手の目も見ずに吐き捨てる長男に、「何それ?お前に言われたくねぇよ、ざけんな!」と乱暴な口をきく次男。どっちも悪いのです。親としては教育指導!しかし、同時にはできません。吐き捨てる長男を先に戒めると、次男の乱暴な物言いが正当化されたように思えます。次男の乱暴な口利きを先に注意すると、長男のぞんざいな口調は悪くないのか?という議論になります。

「これに対しある米国防総省当局者は、「こうした紛争を基に東アジア地域諸国間の相対的な国力の増進について何か結論を引き出すようなことはすべきでない」と述べ、日中双方を弱体化しない平和的な解決を見いだすことはできると反論した。」

とはいえ、どうにかしなくてはと口を出そうとしていると、

「パパが口だすとまとまるものもまとまらないから黙ってて!」と、抑制されます。

しかし、「。。。。じゃあ。。」と黙っていると、段々と父親の抑制力が失われて行くようで、実際、「パパは、あまり文句をいわない」風潮が出来上がってしまい、子供たちもこちらの様子を伺う感じが消えて行く。。。権威の失墜でしょうか。調停の難しさでしょうか。
これは2012年の話し。

最近では、米国が音頭をとって、日韓のトップを引き合わせ、こじれた関係を修復する方向に動かす努力をしています。相手の言葉を覚えて会話を仕掛ける兄(安倍首相)に対して、目をそらす妹(朴大統領)。
仲裁役の父(オバマ大統領)の顔をたててまとまるかと思っていましたが、これまでの結果から抑制力が失われてしまっているのです。

どうなることか。。。

ところがしかし。

コミュニケーションツールに設けた家族のスペースでは、捨て台詞の長男も乱暴な言葉の次男も、絵文字やスタンプを駆使して、一晩のウチに仲直りを果たしました。仲裁役もなし。

確かに、面と向かった場合の親の指導には、説教聴きたくないと逃げてしまう二人ですが、メールでの意見には、文字の上では冷静な返信が返ってきます。

メールの世代。

もしかすると、ODRは、こうした世代で花開く技術文化なのかもしれません。

親の威厳(仲裁役)は、ODRで淘汰されていくのでしょうか。

まあそれならそれでいいかと思いつつ、一抹の寂しさを感じながら、コーヒーを入れて飲むのであります。

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