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“法務がHomeにやってきた”~Homu is coming Home.~

2013年9月

2013年9月20日 23:37

右があるから左がある

隣国で衝動的犯罪が増加しているらしい。
http://news.livedoor.com/article/detail/8079879/

記事中、東国大学警察行政学科のクァク・テギョン教授は「常に自分が正しく、自分を威嚇する相手を敵と見なして直ちに懲らしめようとする極端な利己主義がはびこっている結果だ。また、急激な経済的変化や社会的葛藤の中で、相手への思いやりや対話という文化が衰退しているためだ」と分析しています。

ポイントは、"常に自分が正しく"の部分。これは同国に限らず、私自身にも言える落とし穴。勉強すればする程、この穴に落ちて行く可能性が高いように感じます。

最近では、政治的政策的な論争もWeb上のコミュニティで沢山目にする事ができます。憲法解釈、改憲、秘密保全法案、原発の是非、最稼働の是非、オリンピック招致等々。。
私も含めて、結論ありきの情報の取捨、論理構成、論理飛躍、曲解、過少評価、過大評価に走りがちのきらいが目に付き、またこれがなかなか気がつけない、反省できない。オンラインでソーシャルメディア上での掲示板的なメディアでは、前提を一々書く訳ではありませんので、発言自体も断片的になりがちです。オンライン上でのちょっとした論争(思い起こせば、これはまさにODRの始まりでした。もう10数年前パソコン通信の時代から!)は、頻繁に発生し、それ以外では仲良しの友人の間でも、ある種の問題では真っ向対立の図式も少なくありません。ヘタレの私は、最近では、意見は述べるものの、ぶつかりそうだとさっさとしっぽを巻いて黙りを決め込んでいます。



前述の某国では、我が国に対しての"アンチ"教育は報道されていることをベースに考えると、"自国が正しくやつら(日本)はとんでもない"となっているようですから、推測するに、"常に自分が正しく、自分を威嚇する相手を敵と見なして直ちに懲らしめようとする"気運は、その件に限らず身に付いてしまっているのではないかと推測してしまいます。日本に向けてだけではなく、自分の周囲にも、"常に自分が正しく〜直ちに懲らしめようとする"クセがついてしまっているのではないかと。。。

ディズニーアニメ「王様の剣」で魔法使いマーリンが魚になった幼少のアーサー王と唄う唄。(アニソンの真理 http://www.quon.asia/yomimono/lifestyle/law/2010/02/13/

"♪左と右が世界をまわす
昼とよるが世界をまわす
上下あるから四角も丸もある
たかさもひくさも
あちらとこちら♪

つまりは、世の中は相対的なもの。自分の位置だって、見る場所によって左になったり右になったり。ある立場の正義は、反対の立場の悪にもなりうる。ある立場の合法はそれによって不利益を被る側からは不法かもしれません。

あらゆる思想も相対的なのではないでしょうか。正義と悪は立場の違いですぐに反転します。

相対的であることを意識できないと、"常に自分が正しく、自分を威嚇する相手を敵と見なして直ちに懲らしめようとする"ことが、正義の実現であり、徹底的に征伐することが唯一の手段となってしまいます。

おもてなし、譲り合いの国、日本は、それが体感的に理解できる国だと思うのです。

2013年9月16日 23:37

7年あればいろいろ変る

多少の物議は残していますが、2020年のオリンピックは東京で開催されることになりました。7年。随分先かな?とも思っていましたが、このプロモーションビデオhttp://www.youtube.com/watch?v=zHSUz26fAIM#t=77 にあるように、小学生高学年の少年が主力選手になっていることは充分にあるわけで、身近な年月であると同時に、私も何かを成し遂げられるかも?と思わせる時間もあり、いろいろと考えます。

  • 2020年には自分や子供達は親たちは何歳になっているか?
  • 競技を観るのはTVなのだろうか?
  • 自民党は、安倍さんは、後継政府は、粛々と対策を続けているだろうか?
  • 夏は今より暑いだろうか?
  • エネルギーと温暖化対策にはどんな対応をしているのだろうか?
  • 都市はどのように開発されているか?
  • 投資はどのように景気を浮揚させているか?
  • 消費税は何%になっているか?
  • ゲリラ豪雨と競技はどんな関係になっているか?

東京オリンピックでの来場者数は、1,000万人と言われています。東京都の地下鉄の乗降客数は850万人/日。ここに95万人/日が会場エリアを移動しますから、1割増。移動手段の設計も大変そうです。

みんなスマホ(あるいは既に次世代のデバイス?)の情報を充てにするでしょうから、WIfi網の充実は必須です。寧ろ、もはやWifiが自慢できる時代ではなくなっているでしょう。来場者を含めて都民、国民へのサービスはどうなっていくのでしょう。エネルギーはどうなっているか?電力はどうなっているか?代替エネルギーが実用化されていなければ、石油エネルギーに頼って膨大なコストで運営するオリンピックになっているかもしれません。

一般の人々には、地図サービスや交通機関、天候、渋滞、飲食や買い物などへの利便を知らせるサービスなどが、充実していて欲しいですね。それも単に豊富な情報が溢れているのではなくて、

「最先端と、日本らしい古き良き情緒が共存し、奥ゆかしくもかゆいところに手が届くような心地よい情報提供」

来場者のチケットは、腕時計型やかっこいい眼鏡型ヘッドマウントディスプレイのデバイスに組み込まれた電子情報で、交通機関や各種施設の利用はこれをかざすだけでパス。課金もされるので現金は殆ど不要。でも、下町にいくと情緒溢れる"ふれ合い"が残っていて、小銭チャラチャラ、駄菓子屋や屋台を愉しむエリアも生きている。

お店、サービス提供側は、オリンピックに関する話題や情報を来場者に電子的に公開していて、海外から来た人は、「このウェイターはサッカー好きなんだ、ちょっと話してみよう」とか、「このカフェの人は、同じ日の陸上競技のチケットを持っているぞ、なにかいい情報がないか聞いてみよう」などと、コミュニケーションのきっかけを提供している。来場者も、自分の情報を公開しておけば、お得情報、便利情報などを教えてくれるかもしれない。

よくも悪くもTPPも進展し、ビジネスは様々な意味で、様々な場面で国際化、グローバル化が図られているといいな。国民への電子政府サービスhttp://www.e-gov.go.jpはもちろんのこと、多くのビジネスが東京を、日本を拠点の一つとしているようになっているかしら。

WIRED9月号の特集OPEN GOVERNMENTの「エストニア式<eガヴァメント>のつくりかた http://wired.jp/magazine/ 」は、刺激的です。

ソビエトから独立したバルト三国の一つエストニア。彼らは人口も資源も少なかったのですが、唯一ソ連が残した先端的施設 タリン市のサイバネティクス研究所がありました。後のSkypeを生み出したのもここエストニアですが、今やeストニアと言われるeガヴァメント電子政府が構築されサービスが提供されています。

  • 企業の設立は、電子手続きにより最短で18分!
  • オンライン技術とペーパーレス化により閣議の所要時間は90分。
  • 電子投票は2005年から導入されており、
  • 警官もハイテク武装され、各種照会も数秒で
  • 一方不正利用を防ぐ為に全てのログが記録され市民が請求すれば閲覧可能
  • 小学1年生からプログラミングの授業が導入されており
  • 税金の電子申告の利用率は95%
  • カルテも電子化され即座に診療情報共有
  • もちろん不正閲覧を防ぐログシステム
  • そして世界トップクラスのサイバーセキュリティ
  • 目指すは、情報社会のスイス銀行

同じく資源の少ない日本にとって、示唆的です。

2020年。

原発問題に決着がつかず、石化エネルギーは高騰していて十分に購入できず、次世代もまだまだ。。。だとすると、遥か昔に戻ったオリンピックが意外な好評を博している。。。?

それはないよな。。。

2013年9月13日 23:18

家を造るなら♪

Ichiro-yaさんが、facebookで夢のある家紹介してくれました。

「アンティークの窓を組み合わせて自分で建てた家」が素敵過ぎる!
http://kyouki.hatenablog.com/entry/2013/09/09/074043

オリジナルサイト http://vimeo.com/70993261

デートで訪れた森で、窓イッパイの家に住みたいという夢を、手作りで実現させてしまったという二人。羨ましくもビックリなお話です。上述のサイトで見ると、アンティークな窓を買い集め、家の正面は全部それらを組み合わせた窓。光がいっぱい差し込む。おそらく鳥の囀りが聴こえ、木漏れ日が差し込み、静かな時が流れる。。。本当に羨ましいなと思います。

ウチも裏には山があり、もしかしたらいつかそこに手作りの家を創れるかも?と思い、いろいろと思いを巡らせ始めましたが、このブログは「法務がHOMEにやってきた」。家を創るときに出てくる法律は、建築基準法です。手作りの家に障害はないのでしょうか?

建築基準法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO201.html

第五条の四(建築物の設計及び工事監理)
設計は1級建築士でなければならない。。。
工事をする場合においては、〜条例に規定する建築士である工事監理者を定めなければならない。

あーーやはり建築士が関わらないとダメなのか?

いや。。。ちょっと待てよ。昔は、実家の納屋の新築、母屋の修理や改築は、親戚のおじさんたちが総出でやっていたな。。。あれは違反なのかな?いや。。ウチだけじゃないな。ご近所もそんな家が多かった気がするゾ。。。

建築士法(昭和二十五年五月二十四日法律第二百二号) 「第三条第一項」
どうやら公共施設や鉄筋の建物、木造でも高さや総面積が凄く大きい建物じゃなければ大丈夫そうです。

しかし、この山。。。
そういえば長い間、開発もされずに自然に溢れた状態のままだなぁ。。栗の林と竹林、花桃の畑と、榊の畑。。登記された情報を見ると、市街化調整区域。。。


市街化調整区域
「この区域では、開発行為は原則として行わず、都市施設の整備も原則として行われない。つまり、新たに建築物を建てたり、増築することを極力抑える地域となる。」

あ。。やはりダメだ。どうりで長い間自然が維持されている筈ですわ。

というわけで、裏山への秘密基地建設は無理そうですが、自力で建ててもいいことはわかりました。いつか、アンティークな隠れ家のようなカントリーハウスを建ててみたいものです。そうだ、オリンピックまでの目標にしようかな。。

2013年9月 9日 23:55

等身大のほうが怖いのです

映画「パシフィックリム」は面白そうです。

http://www.youtube.com/watch?v=LIw5DFz0ObQ

侵略者たちは、異次元の裂け目を海底にあけて、そこからやってくる。高層ビルよりも大きい巨大生命体。人類は、操縦者の動きに神経レベルで反応して動く巨大ロボットスーツを作り最後の戦いに挑む。。。ロボット1台に2名乗車し、心が一つにならないといけないというヘンなハードルがありますが、ガンダム、エヴァンゲリオンなど、日本の名作からヒントを得たらしき部分も多くて、なんだか良さそうです。

昔からそうなのですが、巨大怪獣に恐怖を感じないんです。むしろ巨大より等身大のほうが怖い。例えば、私の世代の方向けに言えば、

"ウルトラマンで「巨大化したケムール人」は怖くないが、「等身大になって室内に表れるケムール人」にはとてつもない恐怖を感じる"というところです。

パシフィックリムで登場する人類を滅亡させるかもしれない海中から現れた侵略者である巨大生命体ですが、あの場面に自分を置いてみると、なんだか生き残れている気がするのです。それは、飛行機が落ちてもなんとなく助かりそうな気がするような錯覚なのかもしれませんが。

それよりも「ワールドウォーZ」でのウィルスに感染した人間のほうが遥かに怖いし、「ゲゲゲの鬼太郎」の「妖怪だいだらぼっち」より「小豆洗い」や「ぬらりひょん」のほうが怖いし、「ゴジラ」より「なまはげ」が怖い。

単に、想像力の欠如なのかもしれません。巨大なモノへの恐怖より等身大のモノへの恐怖のほうがリアルに感じられる分、怖い事が実感されます。

ICBM(大陸間弾道ミサイル)より銃のほうが怖いと感じます。大量破壊兵器の売買や実験より、銃規制の緩和に脊髄反射してしまうのです。

酒場に銃を持ち込める法律が可決 6州目
http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2013/08/post-3019.php

バーの経営者が許可すれば、護身のために銃を持ちもめる法律が可決されたそうです。
「どう考えても常軌を逸している」と記事は述べています。私もそう思えます。
しかし、データによれば、法律を導入後1年でバーでの発砲事件が5%減ったといいますから、懸念とは裏腹に効果があるのかもしれません。

多分。

多分ですよ。


実感できないものは正しく怖がれないのです。私の場合。
巨大生命体。巨大化したケムール人。妖怪だいだらぼっち。ゴジラ。
実感できない大きさなので怖い感覚が生まれない。
人間サイズのケムール人、ぬらりひょん、ゾンビ、なまはげは、すぐ後ろにも現れる感覚が実感できます。だから怖いのです。
飛行機が落ちる恐怖感は当然味わったことがないので実感できないのです。

だから。

いくら新聞で見ても、ニュースで映像を見ても、映画を見ても、話を聞いても、分かったような気になるだけで、実際は分かっていない。伝達者の表現力に影響されて本当の怖さあるいは怖くなさは分からないのです。

ニュースが報じている怖さ。もし本物の状況に触れていないのなら、それは実感できていない怖さかもしれません。煽られて正しく怖がれていないかもしれません。

2013年9月 6日 23:19

台湾とチャイニーズタイペイ

先日の出張の際、支店長と移動中に台北でタクシーを拾いました。乗り込むと天井から折り鶴がぶら下がり、後部座席の窓にはAKB48の切り抜きやポスター、助手席の背もたれには、皇太子ご夫妻と愛子様の切り抜き。。。

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どれだけ日本好きですか?

既にご承知の通り、台湾には日本が好きな方が沢山います。先の大震災での義援金もわずか3千万人強の人口で一番多い金額が集まりました。沖縄の少し先の隣国・・隣国との関係はこうありたいものです。

先日の女子バレーボールの試合の得点表は、日本対チャイニーズタイペイと表示されていました。

http://bit.ly/18uufS9

2013年のWBCの際は、Webサイトは、チャイニーズタイペイですが、TV放映時は、日本対台湾となっていたのに、どうして、なのでしょう?

スクリーンショット 2013-09-05 15.06.49.png

これは歴史と国家の承認、国交がその主な理由です。

かつて中国は、清朝を倒して中華民国が成立しました。この時点での中国は中華民国でした。国連も中華民国を認めていました。第二次大戦後、蒋介石の国民党と毛沢東の共産党の内戦が起こり、破れた国民党が台湾に逃れ、台北と首都としましたが、1971年に国連は、共産党の中華人民共和国を主権国家として認め、日本なども併せて台湾との国交を断絶。今に至っています。中華人民共和国と中華民国は、双方が中国の代表国家であると名乗り、その決着はついていませんが、国連が認めておらず、国交がなければ、法的にも国として承認していませんので、「中華人民共和国の一部である台湾(あるいは台北)」という表現になってしまいます。

しかし、実際には、独立して対等あるいはそれ以上の経済領域でもあり、「台湾」と呼ばないほうが違和感があります。

私がビジネスで交流している人たちは、もちろん、普段は台湾を名乗っていますが、国際会議系にいくと、少しナーバスになります。彼らの活動の目的はビジネスであり、ナショナリズムではありませんので、そこは臨機応変。例えば、プレゼン資料に、

「この組織は当初、日本、台湾、韓国、シンガポールの4カ国が中心となって立ち上げた」

という記述があるのですが、中国が主催の会議では、プレゼンの直前に「台湾」から修正依頼が入る事もあります。

「この組織は当初、日本、台湾、韓国、シンガポールの国と地域が中心となって立ち上げた」

台湾と名乗るのですが、国と言わないで地域と言い換えています。

また、国旗のアイコンは外して、自社のトレードマークに変更したりもします。

国はどうして国家になるのでしょう?国際法上の基本要件は、住人がいて、領域が明確で、政府がある、この3つとされています。では台湾はこの要件を満たしていないのか?いずれも満たしています。では、何が足りない?それは第三国の承認です。日本や米国が台湾を国家と承認せずに、中華人民共和国を承認したので、そちらが正式な中国国家となり、台湾は国際社会では国家ではない状態になっています。国家の承認は相対的なものでイスラエルなども多くの国から国家承認されていますが、アラブ諸国からは国家として認められていません。基本要件+他国からの承認で国家と認められます。

法的には、国家が分裂している状況ではありますが、実際には、交流があり、ビザなしで渡航でき、会社も設立できて、なんら国家と変わりない。。。なんだかムズムズする状況が、台湾とチャイニーズタイペイという状態です。




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