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“法務がHomeにやってきた”~Homu is coming Home.~

2012年2月

2012年2月28日 11:37

台湾支社の手続き(3)口座開設

一連の書類を用意して、行政当局への正式な登録まであと少し。
登録には、事業資金(支店なので資本金ではなくWorking Capital)を、企業名義の口座に振り込むことが必要です。しかし、口座を開設するためには、行政当局からの書類が必要。鶏が先か卵が先か状態。ここで、手続きとしては、行政当局への仮登録の書類を持って、口座開設を行うことができます。

台湾支社の手続き
http://www.quon.asia/yomimono/lifestyle/law/2012/01/14/3005.php

台湾支社の手続き(2)
http://www.quon.asia/yomimono/lifestyle/law/2012/01/20/3011.php


訪台に合わせて、昼夜多忙(!)な支店長に時間を調整してもらい、14時30分から15時30分というピンポイントで、銀行に同行してもらうことにして日程調整。

ところが、この期間中の航空機代が異常に高騰。いつもなら、4万円台、春節にかかっても5万円台だったのに、土曜あるいは日曜に帰国しようとしたら、なんと15万円!!ホテルも1.5倍に跳ね上がっていました。実は28日が和平記念日(2.28事件)の祝日で、ここまでが連休のためなのだそうです。仕方なく月曜帰国の予定としました。宿泊が2泊増を考慮してもこちらのほうが安く済みます。

和平記念日(2.28事件)
第二次世界大戦(大東亜戦争)で日本が敗戦し、連合国軍の委託を受けた蒋介石率いる国民党が、日本軍の武装解除を行うために台湾に進駐した日です。

さて所定の時間に、近くの銀行窓口へ。手続きをしようとしましたが、2点の問題が発覚。

(1)仮登録の書類は原本
窓口の小姐がニッコリと「これは原本が必要です。」
弁護士事務所からはMailに添付された書類を貰っていますので当然コピー。

(2)"準備中"の印鑑
既に、会社印鑑と私と支店長の個人印鑑は持参してあります。それに加えて"準備中"であることを示す「印鑑」が必要。

アイヤー!どちらも致命的です。
しかも、いずれも高い費用を払って依頼している弁護士事務所が教えてくれてもいいこと。もうすぐさま弁護士に抗議電話です。多分私の鼻息は見えていたのではないかと思います。
日本だったら完全に出直してくるパターンです。。。

驚いた事に、弁護士は冷静。
「じゃあ万代さん、原本は今からバイク便で送りますから。それから印鑑は、近くのハンコ屋で作ってきてください。その間に書類は届くでしょう。手続きが終わるまでバイク便は待っていますので、そのまま書類を返却してください。」
ハンコ屋は、10分くらいで30台湾元。(90円)
銀行に戻るとバイク便が届きました。
手続きを待って、書類を返すとバイク便は帰っていきました。


日本とは近く、親日な台湾の、日本とは随分違う台湾WAYを垣間見ました。

2012年2月17日 23:37

謝罪の文化と文法

台湾の支社設立がほぼ完了して、支社長との事業に関する打ち合わせに余念がありません。台湾訪問、Skype、電話、メールなど日々の打ち合わせを頻繁に行なっています。

台湾支社の手続き
http://www.quon.asia/yomimono/lifestyle/law/2012/01/14/3005.php

台湾支社の手続き(2)
http://www.quon.asia/yomimono/lifestyle/law/2012/01/20/3011.php


ところで、ここ数ヶ月で頻繁に口論が発生しています。事業内容そのものではなく、ちょっとした約束の履行についてなのですが、かなりの低次元。(と思える)例えば。。。

ある業務完了時に電話あるいはメールで終了を告げるという約束(約束をするようなことではないのですが。。。)これが守られない。あるいは、1時間後前後に電話をするので聴こえるようにしておいて欲しい、と頼んでいるのに、電話に出ない。後で聞けば、
支社長「音が小さくなっていた」。
折り返しにこちらが出られなくて、再度、
私  「XX分後に電話する」
としましたが、やはり出ない。結局、
支社長「バックに入れてしまって聴こえなかった」等など。そして、
支社長「そもそも私は忙しい。電話に出なかったのは意図的ではない」。。
私  「聴こえるようにしておいてくれと頼んだではないか」。。。と、ここに書くのも恥ずかしい応酬。。。

そして、先日。
久々にゆっくりとSkypeで話し合いをしました。

支社長「あなたは、どうしていつも怒っているんだ?」
私  「あなたが謝らないからだろう?」
支社長「私は意図的ではない。従って私は悪くないのにどうして謝るか?」

と新たに口論が始まりそうになりましたが、
(ちょっと待て。これはもしかして、文化と文法の違いではないか?)
と気がつきました。

「怒っているのは原因がある。」
支社長「原因は私なのか?○◯という訳で、意図的ではない。それはわかるだろう?だから、私は悪くない。だから謝らない。」
私  「ちょっと待て。あなたは約束した。それを果たせないのは悪くないのか?」
支社長「意図的でないから悪くない。約束は条件によっては守れないこともあるだろう」
私  「もちろんだ。だが、できないことを想定はしていないし、できると思うから約束する。できないとおもうなら約束するのは不誠実ではないか」

いろいろ話しているうちに。次のような違いがあることがわかりました。

日本
(1)約束は絶対ではない
(2)"しかし"、約束を守れなかったら、まずそのことは謝罪する。
(3)その上で、理由、事情を説明し、理解を求める。

台湾
(1)約束は絶対ではない
(2)"だから"、守れなかった際は、まず理由を説明する。
(3)それで相手が納得すれば、自分は悪くない。だから謝らない。
(相手が納得せず、口論してそれで負けたら謝罪する。のだと思われます。)

支社長にもこれを説明すると、「なるほど。文化と文法の違いですね。」
と納得。明日からは理解し合えるでしょうか。。。

   *   *   *

そういえば、通勤電車が遅れた時の車内アナウンスには違和感を感じることがあります。

(1)「○○駅でお客様同士のトラブルのため、15分の遅れで運転しております。ご乗車のお客様にはご迷惑をおかけしております。」ここまではいい。

(2)「誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。」

信号機故障など、鉄道設備系の原因ならまだしも、カッとなってケンカした乗客(それも恐らく分別のある大人の)が原因なのだから、(1)はまだしも、(2)はヘンだろ?本当にそう思えるのか?と突っ込みたくなるのです。

というわけで、極めて日本的な文脈の中にあるのです。

2012年2月13日 18:28

なかなか乗れないエレベータ

娘達も成長してしまうと週末は暇になります。

家内と出かけるのは付近に数店舗ある大型のショッピンセンター。何を買う訳でもなく、ブラブラとして、お茶を飲んで、たまには映画を見て過ごし、大抵は地下にあるスーパーで買い物をして帰る事になります。
大きな袋をぶら下げてエレベータを待っていると、最下階なのに、降りない人がちらほら。しかも、ショッピングカートのままのこともあり、地下で待っていた数人が乗れないこともしばしば。

乗っている人たちには事情があります。
上階にある駐車場にいくために、途中階で待っていると、時間帯によっては、地下からあがってくるエレベータがどれも満員で乗れないことがあるのです。恐らく、1~2回は待つでしょうが、それ以上になると、下りのエレベータに乗り込んで、地下までいって戻ってくるという方法を取りたくなるのです。
料金もかからないので、まあ、理解できる普通の感覚の範疇でしょう。

これが電車となると事情が違ってきます。

横浜方面から渋谷方面に向かう東横線は、みなとみらい方面から乗り入れるみなとみらい線と接続しており、乗り換えなしで東横線渋谷まで行けるので便利ですが、朝のラッシュは強烈で、途中から乗ったら座る事はほぼできません。そこで、エレベータの逆乗りと同じ発想で、一度、下り方面に乗って、みなとみらい線の始発駅で乗り換え、席を確保するということですが、これが不正乗車として問題となります。

座るため逆方向には、不正乗車?


仮に横浜ー渋谷で通勤している場合、逆方向の横浜ーみなとみらいの乗車券は所持していないからです。

鉄道営業法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/M33/M33HO065.html


第二十九条  鉄道係員ノ許諾ヲ受ケスシテ左ノ所為ヲ為シタル者ハ五十円以下ノ罰金又ハ科料ニ処ス
一  有効ノ乗車券ナクシテ乗車シタルトキ

しかしこれ、悩ましいところです。最大の問題はチェックできないこと。

特に上り下りが同じホームにある場合は、降りた人がそのまま反対ホームに並ぶ、あるいは停車中の電車に乗ってしまうわけですから、乗車券のチェックを一人ずつ行わない限りは難しい。ラッシュ時などは不可能でしょう。

前述のみなとみらい線の場合は、東横線とみなとみらい線が別会社なので、逆方向に乗車されたみなとみらい線には、乗車賃がはいってこないことも問題です。都内の地下鉄では相互乗り入れが進んでいますので、こうした情況はあちこちで発生しうるのです。

できるとすれば、電車乗車時にキップあるいは磁気カードを非接触チェックするしかありえません。また、ラッシュで降りられずに乗り過ごしてしまった乗客をどう扱うかなどの問題は残ります。

   *   *   *

おっと!エレベータが来ました。。。
あ〜また満員だ。。。。オジサンは、もう次のを待つ事にします。

2012年2月 8日 16:24

転職のオキテ

ここのところ立て続けに、後輩や元の同僚から聯絡がありました。

「相談が。。」「報告が。。。」いずれも、転職や独立の件。
このご時世、新天地を求めても、新たな就職先を見つけるのは困難になっていますので、なにはともあれおめでとう!というわけですが。。。

みなさん、年齢も中堅以上。新天地といっても前職と全く違う分野というわけにもいかずに、多くは競合先へ移って行くことになっています。
流石に大口顧客をごそ!っと、持って行ってしまってトラブルになるような事例には遭遇していませんが、時には、顧客先に請われて、そのまま仕事を引き継いで、結果的に前職の会社の顧客を奪ってしまった場合などもみかけます。

退職時に書く書類の中に、"誓約書"などが含まれている場合がありますが、「誓約書には、法的効力はないが、民法上の念書の意味がある」とされています。
http://www.taisho9.com/maeni/shorui.html (退職ナビゲーター)
無理矢理書かされたとか、法的な無理難題が書かれていなければ、もめたときには有力な証拠となります。だから、大手顧客をごそ!とやってしまうともめ事になる可能性が高い。。。

転職時の顧客情報の扱いは、これまでも、名刺やメールなどをどうするかということで、様々な方法がとられ、問題もあったと思いますが、興味深いケースがニュースに。

Twitterフォロワーは誰のものか?
http://wired.jp/2012/02/08/who-owns-twitter-followers/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=facebook&utm_campaign=wired.jp


企業のTwitterアカウントで、多くのフォロワーを持ち、広告を発信していた社員が転職し、アカウントを新職の名前に変更し、メールアドレスも変更しました。これで、社員は何万人もの顧客を手みやげに転職したことになり、前の企業としては広告収入が減ったという訴訟を起こしたものです。

メールアカウントは企業から与えられたもので、転職すれば、変りますので、顧客を引き継ぐ事はそれなりに難しいと思いますが、SNSでは、アカウント名とメールアドレスが変更できますので、Twitterでいえば「フォロワー」ごと、facebookでいえば、「友だち」ごと、簡単に移行できてしまいます。

今後は、この点にも注意した、転職時の誓約書などがでてくるでしょうし、新たなルール化がされてくると思われます。

  *   *   *

最近、海外で、とあるもめ事の解決に関わった流れで、所謂水商売の経営管理のお手伝いを依頼されていますが、ホステスさんの転職?にもこれと似たようなことが起こっています。やめるとお客さんがごっそりいなくなる。。。

しかし、こちらのルール化は、ちょっと難しいかな。。。

2012年2月 4日 12:10

Mission Impossible OR I'm possible?

トムクルーズ主演の映画が面白い。
家内は1度は一人で、一度は私と2度も見ても、面白かったらしい。

(少々ネタバレ)ロシアのクレムリンに将校に成り済まして潜入するときに、入り口で偽造IDカードを使用します。ショーンコネリーの007の時代よりも格段に進歩しており、単にカードを偽造しただけではダメ。カードの内容を中央のコンピュータと照合して一致しないと認証されません。カードの偽造とコンピューターシステムへのハッキングが1セットで"成り済まし"が成立します。

ブランド品のニセモノが多い某国。
その某国の某機関は、そうしたニセモノ撲滅の為に、販売業者を審査して、安心マークを与えています。それでも、まだまだブランド品のニセモノ被害は無くなりません(買う人がいるからということも大きな要因です)。フィリピンでパーティー中に某機関の人と臨席となったので聞いてみました。

「そういう事業者をどのように審査して安心マークを与えないようにしているのか?」
「しっかりやっている。事業者には、ブランドからの製造許可あるいは委託契約などを提示されている。ただし。。。」
「ただし?」
「その許可証の真偽は100%チェックできない。」

つまり偽造書類を見破れないので、審査時は、(製造許可あるいは委託契約などの)書類提示があれば、安心事業者となってしまう可能性があるということなのです。

"フィリピンで活況、偽造文書ビジネス 免許も学位も金次第"
http://www.cnn.co.jp/business/30005444.html


「「本物が手に入れば、どんなものでも偽造できる。あとは、金額次第だ」と力強く答えた。」
力強く応えられても困りますが、少なくとも、物理的な書類の偽造"技術"は、進歩しているので、前述のコンピューターシステムとの照合を組み合わせないと、野放しになってしまうのだと思われます。

そういえば、以前、facebookに革のパスポートケースノ写真をShareするために掲載したところ、一緒に写っていた日本国パスポートの写真を「見せてほしい」と何度も依頼メールがきたことがありました。(友人のみ閲覧許可していた)思えば、偽造の参考にする目的だったのかもしれません。

  *   *   *

久々に宝くじを買いまして、当選日にウェブで確認しました。

1等 4000万円 05組 173828番

「どれどれ。手元のくじは。。178283番。はずれか。。!!?」
並びが違いますが、番号の組み合わせは一緒です!!
偽造したくなる衝動。。。ああああ。。。W

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