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“法務がHomeにやってきた”~Homu is coming Home.~

2011年12月

2011年12月29日 23:31

2011年締めくくり

このブログでは、大震災の日、2011年3月11日の23時20分「海賊だ!」という記事をアップしています。
が、これは、時間予約機能によるもの。実際は、歩いてなんとかたどり着いた半蔵門の事務所内で、停電からやっと復旧した自宅の家内とSkypeで無事を喜びあっていました。

震災のショックは大きく、報道もブログの記事も6月くらいまではその関係のことばかり。
東日本では、停電対応に奔走し(『計画停電』対応「計画」)、電気のない生活もいいかな?(Back to the primitive to go forward to the another future?エアコンのなかったあの夏の日々)と思ったり、原発をどうするか様々な論争があり(サマータイム・・・ブルース"反XX"は、もう終了。 "選んで"きた結果なんだ。そしてまた選ばなくては。会社とか国家とか微妙な時期のビミョーな関係とビミョウな戦略"反"とか"脱"とか大予言の恐怖の大王?)これは今も続いています。
こうしたことは、実際の生活にも影響し(自粛の自粛)、通勤に自転車を使用する人が増えました。(ツーキニスト(通勤サイクリスト) になりたいヒヤッ!ムッ!!ホッ!そしてガーン!)。 日本から脱出する外国人の方々も増加し、日本人すら日本を出ようと呼びかける人も出る始末。(パスポートプリーズ )

こんな中で自身のビジネスでは進展がありました。

越境取引のオンライン紛争解決に関するパイロットプロジェクトが消費者庁で開始され、(ニセモノだ!)少しお手伝いをしています。日本だけでなく、世界的にも同じような動きが連携を始める兆しがあり、"もしかすると"、「ODR始まった」のかもしれません。

それから、長く交流のある台湾に関連して、顧客からの依頼による事業と自身で出資する事業が動きつつあります。(国交いや、もう簡単ですよ

それにしても出張の多い年でもありました。
前述の台湾に関しては、月一ペースなので10数回。それに加えて、越境消費者センター関連やトラストマーク関連もあり、(9.11ワシントンD.C.と海外進出ブーム初韓国)、いろいろな続編(シンガポール)リンゴリンゴ)、合計すると20回。
9月には日本にいた週は1週間だけでした。

浴びた放射線を計算したほうがいいかな。。。?

新年は早々に、昨年急逝した兄貴のような喫茶店のマスター(マスター安らかに)を追悼します。

それでは皆様、よいお年を!


【2011年ブログタイトル一覧】
2011年締めくくり   12月29日
連携の連携        12月24日
持ちもの検査      12月19日
尋問癖         12月16日
早稲田とODR      12月12日
発送する側になってみた  12月 9日
ATAとAPEC           12月 7日
リンカーン弁護士     11月27日
NATOとタリバーンが?  11月22日
オプトイン・オプトアウト 11月12日
過保護のような気がするが 11月 7日
技適マークの迷宮        11月 4日
ニセモノだ!          10月31日
リンゴリンゴ      10月28日
騙されそう       10月24日
DMZ          10月21日
両替                10月17日
いろいろな続編(シンガポール) 10月13日
脂肪税              10月 8日
初韓国          9月30日
クレイマー寸前          9月26日

9.11ワシントンD.C.と海外進出ブーム 9月23日
「いやもう簡単ですよ」    9月10日
平等公平のグローバル    8月29日
国交            8月20日
水辺の法律           8月14日
田舎からの小包         8月 8日
番組比率             8月 5日
車検ですよ〜        7月27日
キャサリンとマーゴン    7月20日
外交ガンバレ!       7月15日
カンタイにハンタイ     7月 8日
やめる決断が一番難しい    6月24日
私を見て!でも干渉はしないで。。 6月20日
そろそろ一つの方向へ      6月17日
いろいろなものがネットで買える 〜準拠法と管轄〜(2) 6月13日
フランス語以外禁止の法律って、日本の戦時中のアレ? 6月10日
いろいろなものがネットで買える〜準拠法とか管轄とか(1)6月 6日
解約前提?の割引特典ビジネスモデル 6月 3日
ツーキニスト(通勤サイクリスト) になりたい 5月27日
ヒヤッ!ムッ!!ホッ!そしてガーン! 5月23日

エアコンのなかったあの夏の日々 5月20日
"反"とか"脱"とか       5月13日
"マスター"安らかに        5月 9日
法務 for HOME          5月 6日
微妙な時期のビミョーな関係とビミョウな戦略 4月27日
自粛の自粛            4月18日
会社とか国家とか         4月16日
"反XX"は、もう終了。 "選んで"きた結果なんだ。そしてまた選ばなくては。 4月11日
大予言の恐怖の大王?       4月 8日
棄権の功罪3 何で選ぶか     4月 4日
サマータイム・・・ブルース   4月 1日
アベリーン現象        3月29日
パスポートプリーズ      3月25日
Back to the primitive to go forward to the another future? 3月19日
『計画停電』対応「計画」    3月15日
海賊だ!            3月11日
ネット社会の闇?いや、単にズルはいけないということです 3月 4日
満で79、数えで81       2月25日
コッカコーラを飲もうよ♪      2月21日
法律と健康               2月18日

自己正当化の法則         2月14日
サイクリングヤッホー       2月11日
ファンタジーよりストラテジー     2月 7日
ヘンな動画像落としちゃダメよ(その2) 2月 4日
インターネットの「中立」      1月31日
マイブーム             1月28日
受け取れないんです。。。      1月24日
お年玉返して            1月21日
アニメは世につれ世はアニメにつれ  1月19日
インサイダー取引          1月15日
成人式には出なくても        1月11日
網の向こうの雲              1月 7日

2011年12月23日 23:28

連携の連携

ODR(Online Dispute Resolution=オンライン紛争解決)=そもそも紛争解決をオンラインで行おうという発想は、「通常の司法手続きを踏むと、時間もかかりコストもかかり、争っている事案の金額以上の費用がかかってしまっては、元も子もない、故に時間と費用を押さえる手段としてのオンライン」です。(法務がHOMEにやってきた ATAとAPEC

これに最も適合する事案は、インターネットで消費者が海外から何かを購入する場合(越境オンラインショッピング)です。(越境オンラインショッピング)で発生した取引のトラブルを「通常の司法手続き」で行なおうとすると、まず、どこの裁判所で争うのか?どの国の法律で争うのか?ということを決めるための(笑い話みたいな、しかし至って重要な)争いが発生します。

購入時に、利用規約に「紛争は、○◯国の法律で、XXで行なう」と記載があり、同意して購入した場合でも、消費者に不利な契約が無効とできる国とそうでない国がありますので、消費者が再度同意しない場合は、この取り決めが適用されない場合があるのです。

当然、お互いに自国で、自国の法律で争う方が、法律面だけでなく、移動・宿泊コストや時間のコスト、人件費(自国法だけでなく、相手国法にも精通した弁護士)、移動に伴うリスクなども有利になりますから、力が入ります。消費者が海外から買う商品価格は、精々数万円程度ですから、「通常の司法手続き」は、問題外。

結果、現実的には、相互に取引の多い2国間あるいは複数国間での関係機関が取り決めを交わして、その都度の案件を処理していくことが行なわれて来ています。こうした動きは、言語や経済圏の都合から、地域的な連携の動きが推進されてきました。

【ODR連携】

アジアパシフィック地区
越境消費者センター(消費者庁)・・・日<=>米、シンガポール、台湾(中国、韓国、EUにも拡大努力中)

南アメリカ地区・・・ILCE(アルゼンチン、コロンビア、ブラジル、ペルー、パラグアイ、メキシコ、ベネズエラ、ドミニカ、スペイン、ポルトガル)

EU・・・ECC-Net(EU各国)

米国/カナダ・・・BBB torch



また、トラストマーク連携は、紛争、苦情処理の仕組みを持っていますので、これらも同様の連携があります。多くは、各地区のODRと連携しています。

【トラストマーク連携】

アジアパシフィック地区・・・ATA(日本、台湾、韓国、シンガポール、ベトナム、タイ、マレーシア、米国、メキシコ、フィリピン)+Euro-Label, eConfianzaと提携。

南アメリカ地区・・・eConfianza(アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、パラグアイ、ベネズエラ、ペルー、メキシコ、ドミニカ共和国)

EU・・・Euro-Label(ドイツ、オーストリア、ポーランド、フランス、マルタ、イタリア、スペイン)

既にトラストマーク連携では、アジア地区+パシフィック地区から始まって、欧州、南アメリカとの連携がMOU調印レベルでは実現していますが、こうした連携の連携が加速していく流れが出てきました。
国連で、ODRの共通の枠組みを検討する会議が発足しましたが、そこから派生した ODR Exchange(チェコの法律家が開始。日本にも複数ルートで呼びかけがきています。) は、「連携の連携」ぽい?

「ODR EXCHANGE is coordinator of an international pilot related to the preparation of digital infrastructure enabling the provision of cross-border ODR services. 」

素晴らしい。。。。


しかしですよ。

各地域の連携では、それぞれの処理手順や個人情報の取扱などのルールを決めている事でしょうから、それらを連携させる時にはまた、法律ほど厳密ではないですが「どっちのルールをとる?」問題はでてきます。そしてせっかく築き上げた処理の仕組みを変えることに際して、経済的な課題も出てくるでしょう。

以前として道半ば。

2011年12月19日 23:33

持ちもの検査

といっても、学校のハンカチ、ティッシュ、携帯電話ではありません。
今年度は、仕事で月2回平均で出かける海外出張時の、空港セキュリティチェックでの危険物所持品検査の事です。

先日海外出張時に成田空港でナイフ風USBを没収されました。
http://www.yamaguchi.net/archives/000761.html
(一番下の写真のナイフ等のない安全版)

根拠となる法令は航空法第86条。
国土交通省航空局のHP
http://www.mlit.go.jp/koku/03_information/15_kikenbutsu/index.html
「航空機の安全運航を確保するため、危険物の輸送、航空機内への持ち込み、お預かりは禁止されております。(航空法第86条)」

航空法
http://www.mlit.go.jp/koku/03_information/15_kikenbutsu/hou.html
第八十六条の二 航空運送事業を経営する者は、貨物もしくは手荷物又は旅客の携行品その他航空機内に持ち込まれ若しくは持ち込まれようとしている物件について、形状、重量その他の事情により前条第一項の物件であることを疑うに足りる相当な理由がある場合は、当該物件の輸送若しくは航空機内への持ち込みを拒絶し、託送人若しくは所持人に対し当該物件の取卸しを要求し、又は自ら当該物件を取り卸すことができる。

しかし、今年の初めから数えると、海外出張には10数回いっていますが、こんなことは初めてです。中国1回(チャイナエア)、台湾10回(チャイナエア、エバー、JAL)、米国1回(UA)、韓国1回(大韓航空)、シンガポール1回(シンガポール航空)、この物品で航空機に乗っていますが何故今回だけ?
もしかすると、セキュリティチェックは航空運送事業を経営する者すなわち各航空会社が行うということですので、持っているチケットによって、チェックする係員が異なる? なるほど。そういえば、チェックされた1回だけは、マイレージポイントで搭乗したJALでした。

かなり粘ったのですが、
「ナイフのように見えるので見られるとパニックになる恐れがある」
という理由でした。

img.jpeg

拒否し続けて乗れなくなったら、ビジネス上の損害です。しかし、没収されると中に格納してあるデータも使えなくなり、どのように処分されるかも明確でないため、情報保護の観点から、本体から切り離し(というか無理矢理へし折り)USB部分だけを持って帰っています。


なんとか賠償してもらう手だてはないものでしょうか。。。。

2011年12月16日 23:00

尋問癖

その昔異国の地で訴訟の証人としての日々を過ごしました。賠償金として要求されている金額がハンパではなく、負けたらいったいどうなる?と悩みの日々。しかも手厚いバックアップをいただいた企業の代表証人でもあり、それはもう強大なプレッシャーの日々でした。眠れないわ、おしっこはでなくなるわ、蕁麻疹はでるわ。。
紛争の体験4 http://www.quon.asia/yomimono/lifestyle/law/2008/12/12/1273.php

数年に渡るタタカイのあと、なんとか勝訴して、今は自由に仕事をさせていただいていますが、実は最近、この訴訟のクセによる弊害に気がつき、悩まされているのです。それは、尋問癖。
誰かの話を聞くときも、誰かに話をするときも、尋問的な考え方が出て来てしまい、相手にもイヤな思いをさせているようです。既に被害にあった心当たりのある方々、ごめんなさい。

訴訟での尋問はある意味トリック的な部分も出てきます。例えば。。。
「あなたは契約をやめたいと思っているのですね?』(現在)
 そうです
『あなたは訴訟の開始前にもう契約をやめたいと思っていたのですか?』(訴訟開始時)
 そのときはできれば続けたいとも思っていました。
『あなたは以前に契約をやめたいと思っていたことはないですか?例えば彼らがミスをしたときとか。』(ずっと昔)
 そのときは一瞬そう思いました。
「ではまとめます。あなたは彼らが過去にミスした時にも"契約をやめたい"と思った。そして、それが心の奥底にあった。だから、あなたは契約をやめるタイミングを探していた。そして、今回、彼らの失敗をきっかけに、昔から心に思っていた"契約を終了させる"ことを実行に移した。」

相手弁護士の尋問は、
現在の気持ちが、過去からも心の奥底に存在していて、実行するチャンスを伺っていた。そして今回のチャンスに実行に移した

といっています。つまりは、契約終了は仕組まれたもので、初期のある時点から契約をまじめに履行しようと思っていなかったという印象をつくろうとしているのです。

このような尋問を8年以上に渡って浴びせられ、それに対処することに頭を巡らせ続けたためでしょうか。会話の言葉の背景にあると推測される意味、そして、時勢が普通の人との日常会話においても、気になってしかたがないのです。

  *   *   *

例えば。。
1時45分のタイムスタンプのメール
「食事も終わって、お客さまは立ち寄らず帰宅しました。私ももう寝ます。」

"食事が1時45分に終わって、お客様は帰宅し、自分も寝る"

なのか、

"食事は(別の時間に終わって)お客様は帰宅し、(それから時間がたって、私は1時45分に)寝ます"

なのかを確認したくなってしまうのです。

確認されたほうは、「それくらいニュアンスで分かるだろ?」と思うでしょうが、あやふやが気持ち悪くて仕方ないので、細かく聞いてしまい、最後にはイヤな顔をされてしまうことばかり。

とりわけ女性陣には評判最悪。家内、娘、友人。
これが仕事になると益々細かくなり。。。パートナー、契約先。。。もう本当にすみません。

でも、治らないだろうなぁ。

2011年12月12日 23:39

早稲田とODR

12月の初め、早稲田大学の法学部にて、関連するお仕事でご一緒させていただいている一般社団法人ECネットワーク(http://www.ecnetwork.jp/)の沢田理事とともに、ODRの授業のゲスト講師を努める機会をいただきました。

今回は、法学部のライシ・ポーリン(らいし・ぽーりん) Professor REICH, Pauline C. 教授の授業。http://www.waseda.jp/hougakubu/main/faculty/f_reich_pauline.html
授業のビデオ撮影などもあり、緊張しましたが、教授のお人柄やフレンドリーで活発な生徒さんの御陰で、リラックスして、最後には撮影されていることも忘れてしまい、私のお見苦しい姿も映像に記録。


内容は、前半が沢田理事による日本のADRからオンラインADR(ODR)に続く歴史と、そして国連UNCITRALワーキンググループで進められている世界的な枠組みづくりの最新情報や課題などが分かり易く解説され、私のパートでは実際にアジア、米国、欧州などで活用、稼働しているODRのシステムの実例を、個々のサイトなどを見ながらご紹介させていただきました。

IMG00152-20111206-1337.jpg

別の授業でもご紹介している定番のシステムたち
http://www.quon.asia/yomimono/lifestyle/law/2009/11/16/2096.php
に加えて、最新の試みである「消費者庁の越境消費者センター(http://www.quon.asia/yomimono/lifestyle/law/2011/10/31/2896.php)」も紹介しました。
毎年行なわれるODR FORUMでは、大学が会場となり、学生が多数参加し、時には会期中を通してレポートしたコミニュケを発表したり、ODRシステムのコンテストに参加して競ったり、ODR予備軍が育成されているのですが、今回も受講者がまだまだ少ないことは寂しい限りです。

教授は米国、生徒さんは韓国、講師は日本で世界のODRを議論するのは、この分野ならではかもしれません。
学生さんからは、弁護士法72条とODRの可能性や課題に関する"するどい"質問も飛び出し、講師側も満足度の高い授業になったと思います。


また呼んでいただけますように。。。

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