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“法務がHomeにやってきた”~Homu is coming Home.~

2011年3月

2011年3月29日 23:22

アベリーン現象

ある街のある家族が久しぶりに集まった。

母親がいった。
「久しぶりにみんな集まったからお食事にでもいかない?」
長男「いいね!」
長女「いいわね、そうしましょう!」
父親「いいな!オレがおごるよ。どこにする?」
みんな「。。。どこがいいかな。。。」

よくある話です。お店を決めるのは結構重責。

母親「前にお父さんが言ってたアベリーンにあるレストランは?」
父親「ああ、あそこか。そういえば母さんも行きたいっていってたな」
長男「もうどこでもいいよ。ハラ減った!」
長女「そうね。そこへいってみましょう」
全員「よしいこう!」

アベリーンは少し遠い。車でやっと到着したが、お目当てのレストランは予約でいっぱい。やむなく、近くのレストランに入って食事をしたが、サービスも味も最悪。。。

帰りの車でも、みんな押し黙っていた。
なんとか、自宅に到着すると、長男がいった。

「最悪だったね」
長女「ホントね」
父親「まったく、誰がアベリーンに行こうって決めたんだ!母さんじゃないのか?」
母親「あたしは、お父さんがお勧めだったから」
父親「オレは勧めとらんぞ!あそこは予約しないと入れんのだ」
母親「知らないわよ!」
長男「オレは、父さんと母さんがいきたそうだったから」
長女「あたしはなんかイヤな予感したのよ」
長男「だったら言えよ!」

検索:アベリーン現象

これは、アベリーンパラドックスといわれています。アベリーンはアメリカの砂漠の中にある街ですが、このように、誰が決めたわけでもなく、自分以外の「みんながそうしたいならいいよ」、と全員が思って決めた(あるいは誰も決めなかった)結果、最悪のパターンに陥る現象です。

全員が合意したのに、進まないプロジェクト。
役員会で、「君はどう思う?」と聞かれて、「いいんじゃないですか」と答えてしまう。否定する雰囲気ではないし。。。
みんなが、「やらないよりやったほうがいいんじゃないか?」といった政策。
彼女が行きたそうだから、ムードを壊さないように「おお!行こう行こう!」と答える。彼女は、「アナタがきっと喜ぶと思ってそう言ったの。。。」

自分はそう思っていないのに、誰かがそれを求めていると思い、提案してみると乗り気の反応だったとき。自分はどっちでもいいと思っているが、相手が熱っぽく提案してくれているので、腰を折るのもどうかなと想い、その熱意ならやってみる価値もあるかもと思う。

我々の周囲は、意外にアベリーン現象で動いていませんか?

2011年3月25日 23:56

パスポートプリーズ

大震災およびその後の様々な影響のため、多くの日本在住外国人の方々が国外脱出を図っています。
http://www.google.co.jp/search? パスポート 日本脱出 大震災

もし自分が海外にいて災害等にあった場合を考えたら、これは、しごく当然のことです。例えば、私自身も故アラファト議長が軟禁され、イスラエル国内しかもテルアビブ市内ですら小規模なテロが発生していたころ、地元の弁護士が、「大丈夫だヨ。だって、私は65年済んでいるけど1度もテロに遭遇してないよ」と平然と言っていたのに対して、「すぐに国を出なければ!」と大慌てで荷物をパックしていました。
各国は、自国民の安全を考慮すれば、少し保守的なガイドラインを示すのは当然でしょう。

今回のような災害にあってしまった場合でも、出国するにはパスポートが必要。もしも大事なパスポートをなくしてしまった場合には、各大使館が対応してくれるはずです。 石巻市で命からがら逃げ出し、「パスポートが大津波で流され」てしまった中国から働きに来ていた人たちへは、中国総領事館が「東日本大震災臨時帰国証明」を発給しました。 http://j.people.com.cn/94475/7327358.html

この対応で、不安な帰国者をスムースに出国、入国させることができて、被害にあった人たちは、政府の対応に拍手喝采。


一方、自主的に出国する人だけでなく、「日本人もが国外脱出」という情報もあります。「パスポートセンターには申請者が殺到、6時間待ち」になったという記事です(2次情報)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5640?page=4

アエラの表紙「放射能がくる」(毒ガスマスクの写真)に代表されるメディアの報道姿勢や、友人同士の携帯メールやTwitterでの情報がこうしたプチパニックを起こしているように思います。私の身内も、「どうしよう!外に出られない。。。」と折しも計画停電が夜の部になってしまったのと重なって塞ぎ込んでしまいました。
(こんな時は、"焼肉だ!"と連れ出して、復活。。意外に単純な。。笑)

  *   *   *

こうした行動を目にし、耳にして、改めて自分は日本の国の人間なんだなぁと実感します。更にいうと日本以外の国の人間ではないんだなぁということです。パスポートの裏表紙には下の写真のように書いてあります。

passport.jpg

ナショナリズムをあおるつもりはありませんが、コレがあるから、日本以外の国で大手を振ってあるけるのです。「どうも日本は好きじゃない、やっぱりアメリカがオレにあってる」とか、「まぁ一年のウチ半分は英国にいるよ」なんていくら言っても、外務大臣が、「ウチの国民がおたくの国を通ったらよろしくね」と要請してくれているから、安心してそんな大きな顔をしていられるのです。

ところで、各国のパスポート所持率は、米国:30%、カナダ:60%、英国:75%、日本:26.1%(2007年)。米国は、意外にもあまり保持率が高くありません。これは、2007年までは、カナダ、メキシコにはパスポートなしで旅行できたこともありますが、実はあまり海外旅行をしないのだそうです。
http://www.cnn.co.jp/fringe/30001725.html

日本人は、グローバルになろうと思うと、その国の事情に通じて、その国に溶け込もうとします。郷に入っては郷に従えです。中国人は、チャイナタウンを作ります。その国に、中国を作ろうとするのです。そして、アメリカ人は、その国にアメリカのコンセプトを持ち込もうとします。どれが、正解なのか。

歴史はまだ答えを知りません。

2011年3月19日 23:33

Back to the primitive to go forward to the another future?

計画停電の地域を車で走ると、「おまわりさん(警察官の方ですがこっちの言い方がぴったりくる)」が、交差点の中央付近と路肩に立って、交通整理をしていました。ピッピーと笛を吹き、テキパキと車と通行人の流れをコントロールしています。
信号機と違って、通行人がくれば待ち時間を作らず通してくれます。交差する車がなければ、どんどん通します。信号機の計算されたシステムよりスムースな流れを作っているようです。

子供の頃を思い出しました。
運送業だった父親は、小荷物を配達するダイハツのミゼットオート三輪の運転台の前に幼い私を乗せて田舎町を走っていました。お巡りさんの手旗信号の交差点を、方向指示器(ウィンカーではなくて)をカチャンと出して、曲がっていきます。それは、「三丁目の夕陽」そのものの風景です。

auto3wheels.jpg

父親は、飲むとよく言っていました。

「オメーがどんなにコンピュータで仕事しよーとも、運送がなけりゃモノは届かねぇサ」

大学を卒業して東京でコンピュータ関連企業に就職することを決めた夜に飲んだ時に言われた言葉です。ホストコンピュータからオフィスコンピュータに移行が始まり、一般企業での導入が始まったころだったので、手書き伝票からプリンタ印字の伝票に代わり始め、事務員が注文や請求をキーボード入力始めた時代。電卓には感心していた父親でしたが、コンピュータはチンプンカンプンになりつつあったころ。自分の仕事の存在意義を見つめていたのだと思います。

  *   *   *

大震災の後、約1週間経ちました。徐々に再開した取引先との連絡もメールでの安否と当面の業務に支障があるかなどを確認し、地震後1週間目にして、顧客企業の社長と顔を合わせ一緒に昼食を食べました。

「地震の夜は大変だったよ。XX駅付近から歩いてね。。。云々」

いつもは怖い経営者の顔が、メールのやりとりではわからなかった安堵感の混じった表情になり、オフィス周囲で開店していた数少ない定食やのトン汁を黙って啜りました。

牛乳パック工場が被災したため、牛乳が品薄になり、水戸の納豆が不足し、千葉や仙台の製油所が被災したため、ガソリンが不足し、被災地へ廻すために都心部でも品薄になりました。ガソリン消費を抑えようとバスに乗ろうとしたら、5割程度運行でバス停に長蛇の列。駅についたら、やはり運行抑制で電車の本数が減っています。それでも、出勤、通学する人が少ないせいでしょうか。車内はいつもより空いているようにも思えます。いつもは遅くまで営業している駅前も夕方6時には店を閉めています。行きつけのお酒の店はどうしているだろう?

Twitterやfacebookには、いつもより多くの返信があります。被害を気遣う遠くの人々との触れ合いは増えました。お互いの大変さを気遣ってか、仕事上では身近だった人々との連絡が減りました。自宅からSkypeでのミーティングが増えて、会議室での顔を合わせてのミーティングが減りました。家族がなんとなくリビングにいます。顔を見ていると少し安心します。

この一週間で、これまで「あって当たり前」のように利用していたもの、便利さを享受していたものが滞り、一時的にせよ、がむしゃらに突っ走っていた社会がギアダウンしたような気配を感じます。

  *   *   *

  「計画停電の外は月明かり」です。まるで「太古のように」。卑弥呼の時代はこんなだったのでしょうか。

「蝋燭を灯している」室内は、「文明開花前の様」です。

「懐中電灯で廊下を歩き」、「電池式ラジオを聴いていると」改めて、電気を供給する「発電所は必要だ。」と実感します。しかし、いったい「ほらみろ!危険だ」からといって「原子力を放棄できるのでしょうか」。原子力発電をやめると、25%の供給減といわれています。それ以外の既存の設備で代替すると電気料は数倍になるそうです。では、それに替わる「代替エネルギーは成立するでしょうか?」

candleRadio.jpg

風力か。ソーラーか。
その先は、各家庭が独自に電力を確保するパーソナルソーラーでしょうか。

でも、この試練は、日本を世界に先駆けて次のエネルギー社会の段階へ導くのかもしれません。


2011年3月15日 23:45

『計画停電』対応「計画」

思いもかけぬ大震災でした。

元同僚のセミナーを聴講して、次のセッションに移った直後の大きな揺れ。セミナーが一時中断したので家族に連絡をとろうとしましたが既に回線パンク状態。そのまま階段で地上におりて、事務所まで5駅歩き、自分の事務所で一夜を明かしました。娘2人が別々の避難所、家内は停電の自宅と、家族バラバラでしたが、翌日昼には無事再開できました。

ホッしたのも束の間。福島原発の事故停止により、東電より計画停電が発表されました。我が家は、電気医療機器を常時使用している介護対象者がいるので、これは重大事態です。さっそくサポートセンター等に連絡を試みますが、既に回線パンク。発電機の調達を試みますが、なかなか埒があきません。それでも、Twitterやfacebook経由で、様々な情報を提供していただき、最終的には、若干電圧不足であるものの、AC/DCコンバータ方式で準備を整えましたが、結果的に停電は見送られ、再度ホッとしました。この状態だと、この計画停電は長期に渡りそうなのですぐに活用することになるでしょう。

さて、朝6時くらいからの停電が前日の夜遅くに「計画停電」として公表され、「準備する時間ないよ〜」という声も多くありましたが、何ぶんにも誰にとっても初めてのこと。今は、"責任者でてこ〜い"と喚くよりも、対応できる方々に全てを託すしかないと思います。

といいつつ、前述の病人を抱える身としては、ちょっと文句もいいたいかなと思いますが、そもそも普段から「あってあたりまえ」の電気利用はどんな契約関係になっているのかを整理してみます。

電力会社は、"電気事業法"(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S39/S39HO170.html)により 「一般の需要(事業開始地点における需要及び特定規模需要を除く。)に応ずる電気の供給を拒んではならない。」(第18条)とあり、顧客に電力を供給する義務があります。 平常時には、「もっと使いたいよ」と利用者が言えば、なんとかしなくてはいけないのが、電力会社なのです。
しかし、そうはいっても、今回のような天変地異の影響で供給できなくなったらそうはいきません。そんな場合のために、
電気供給約款(http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/data/agreement/agreement01-j.html)では、

V.使用および供給の40. 供給の中止または使用の制限もしくは中止

非常時には、供給を制限あるいは止めることができるとされています。また、実施の方法も独自で取り決めることができ、政府の認可なども必要ありません。さらに、自身の過失が原因でなければ、損害の補償なども必要ないとされています。

誰も経験したことのない事態で、官房長官など政府関係者や、東電の方々も寝ていないのではないかと思います。我々も、計画停電に対応するための、計画を各自がたて、なんとか復活しましょう。

2011年3月11日 23:20

海賊だ!

日曜の朝9時30分からは大人気アニメ「ワンピース」の時間です。恥ずかしながらコミックス全巻保有。。。


舞台背景は、16世紀~18世紀の大航海時代ですが、ワンピース(ひとつなぎの秘宝」を求めて不思議な能力を身につける「悪魔の実」を食べた特殊能力者と「覇気」と呼ばれる(気迫のようなもの)能力を持った者達が登場する冒険あり友情あり陰謀あり謎ありの「海賊」の冒険海洋ロマンです。

日本だけでなく世界的に人気が高く、累計発行冊数は2億冊。翻訳本も30カ国以上となっており、日本では各種のタイアップ企画で、雑誌の表示や付録のグッズ、飲料や小売店など多くの場所でワンピースのキャラクターを目にしていると思います。



海賊といっても、残忍、残虐なわけでなく、友情をベースにした感動場面が多く、随所におちゃらけやギャグがちりばめられ、いい気分で読める、見られるところが人気の根拠だと思われます。その意味では、同じ海賊の物語「パイレーツオブカリビアン」に通じるところもあります。

ディズニーランドにも、「カリブの海賊」という人気アトラクションがありますが、こちらも、♪ヨーホーヨーホーかいぞく ぐらし♪と、陽気で愛嬌のある海賊が描かれており、平和な日本では、どちらかというと好印象な海賊ですが。。。

ソマリア沖で、日本のタンカーを襲った海賊が米軍に逮捕され、日本に引き渡されることになりつつあります。

乗っ取られたのは日本の会社が運航するバハマ船籍のタンカーで、船長初め乗組員は全員日本人ではなく、船内の避難所に退避し無事だったとのこと。海賊を処罰する権限は、拘束した国にありますが、義務ではありません。その事案に応じて適切な国家に引き渡されることになるケースが、多く被害国、船籍国、周辺国などですが、今回は日本に護送されることになったものです。

ソマリア沖では、海賊行為が多く、日本の船も年間10件近く被害を受けていますが、これまでは未遂か逃亡してしまい、実際の海賊が逮捕されたのは初めてで、2009年に成立した「海賊対処法」(海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律)


が摘要されるのも初めて。有罪となれば、5年以上または無期懲役です。


実はこの海賊対処法が制定される前には、対応する自衛官の方々は、非常に危険な立場にありました。制定前の法律では、海賊されないと攻撃できないという「なんだそれ?」状態だったのです。それは、武器使用が許される基準が、「重大犯罪者」が「逮捕時」に、「抵抗・逃亡する場合」に限定されていたからです。つまり、海賊"らしき"船が、乗り込もうとして、近づいてきてもまだ、相手の船に銃撃できないのです。もし、海賊が、「海賊だ!」とか、ワンピースのルフィみたいに、「海賊王にオレはなる!」と言ってくれれば、まだいいですが、海賊かどうかもわからない状態での防御射撃ができないのですから、それでは守れるものも守れません。ましてや、自分がアブナい。

という訳で、初の海賊対処法摘要のケースになりそうですが、現政権。大丈夫でしょうか。
まーさーか、釈放したりしないですよね?

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