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“法務がHomeにやってきた”~Homu is coming Home.~

2010年7月

2010年7月30日 16:15

紫の煙が空気清浄機に吸い込まれる時代

ついに、喫煙率世界一!(約36%。「08年版ギネスブック」)といわれるオーストリアのカフェで、分煙による喫煙制限が始まりました。(http://bit.ly/adkIwd
1年半の猶予期間を設けていましたが、6月30日についに施行され、改正たばこ法では、「違反の初回は2000ユーロ(約22万5000円)、2回目以降は1万ユーロ(約112万6000円)の罰金」となります。

当ブログでも、以前にロンドン在住者に状況を報告してもらいましたが、
http://www.quon.asia/yomimono/lifestyle/law/2008/12/05/1264.php)「パブや飲食店など3万店以上が加盟する英ビール・パブ協会(BBPA)によると、07年のパブ閉店数は全体の約2.4%に当たる1409店と、前年(216店)から急増。また別の調査結果では、同法施行後、52%のパブで売り上げが落ち込み、伸びたのはわずか10%」のような経済的な打撃もありました。

ウィーンでも、同様の「古くからの客足が遠のく」というような苦情があるものの、「古くからの顧客の足が遠のいた半面、子ども連れなど禁煙派の新規客が増加。全体の客数は増えたという。」 (毎日jp)(http://mainichi.jp/select/world/news/20100720k0000e030014000c.html)こともあるようです。

日本での2003年の施行以降で、私が通常利用するカフェでも、しっかりと店の個性を出しながら、分煙対策がとられてきました。

スターバックスでは、全面禁煙。時々、テラスがある店舗では、店の外で喫煙できるところ(田町店など)もあります。
タリーズコーヒーは、ガラス張りの喫煙席(麹町、渋谷南口)が用意されています。ちょっと金魚鉢チック。
エクセルシオールカフェも、喫煙コーナーは壁で仕切られています。(渋谷マークシティ)
ドトールコーヒーも同様ですが、ここはフロアを分けているところもあります(神田駅前)
ルノアールも別室式。(渋谷、田町、神田など)
・また、ベローチェ(渋谷、半蔵門、神田など)は、仕切りがない店舗が多く、禁煙席といっても結構煙草の香りが立ちこめていますが、その分、喫煙客よりの対応になっている気がします。

一方、「喫煙カフェ」も登場しています。http://diamond.jp/articles/-/4267
健康増進法では、受動喫煙を防止するために必要な措置を講じることを規制していますので、全員喫煙者であれば受動喫煙ではないからいいということのようです。あらかじめ「全面喫煙」を謳えば、嫌煙者は入店しないでしょうし、それでも入ってくる人はもはや「受動」じゃないでしょ?ということでしょう。

私の学生時代(。。。遠い目)は、「カフェ」ではなく「喫茶店」。
仲間内の喫煙率は100%。それぞれの彼女も殆どが煙草を吸っていたように記憶しています。コーヒーを飲みながら、煙草をくゆらせ、店内には、Jimi HendrixのPurple Haze(邦題:紫の煙)が流れていました。煙の輪っかを吐き出して、くわえ煙草がかっこよいと信じていていました。

歌は世につれ世は歌につれ。
法は世につれ世は法につれ。

2010年7月26日 22:06

13歳のための法学部入門

どこにも出かけなかった暑い暑い7月の3連休は、空調の効いた場所にいると決めていた。駅ビルにあるスタバとムジルシと本屋さんは、時間をつぶすための3種のシンキ。そして、平積みになっていた表題の本をみつけました。以下、一部引用や要約もあり、少々ネタバレなので、購入して読みたい方は、ご判断ください。

宮沢賢治の「アメニモマケズ」に、「北に喧嘩や訴訟があればつまらないからやめろといい」とあるように、あるいは、「訴訟沙汰」という言葉があるように、
http://archive.hp.infoseek.co.jp/Amenimo.html
日本人にとっては、訴訟はなるべくなら避けて通るもの、かかわりたくないものということなのでしょう。

しかし、裁判員制度も始まり、小中学校の指導要領に、法律科目がはいるようになった現在では、「法務はHomeにやってくる」のです。"13歳のための"としていますが、大人が読んでも十分面白く、ためになると思います。

本書では、正解はなく、自分で考えることを前提に、様々な法律の面白さや課題を教えてくれます。

例えば、我々の生活は法律に囲まれています。
(引用一部要約)「朝目覚めた家は、賃貸契約民法借地借家法、持ち物なら不動産登記法、ローンがあるなら、金銭消費貸借契約、利息制限法、建物は建築基準法に基づいて建てられ、朝ご飯を作ってくれるお母さんは親権者、監護権があり、食べ物は売買契約に基づいて購入され、賞味期限は食品衛生法、学校にいくには、道路交通法を守り。。。」。。。
と、この調子で一冊書いたら面白いかもしれません。

民法と刑法の違いとちょっとした納得できなさも描かれています。
「友達がAくんのゲームを壊した。法律では、賠償する責任があるという。弁償をしてくれと頼んだが、してくれない。警察にいくと、それは犯罪ではないので、扱えないと言われる。弁護士を頼んで裁判にするしかないという。悪いのは友達なのに、なぜこちらが裁判を起こさなければいけないのか?しかも、弁償する財力がなければ、勝っても弁償されないという。」これは民法の範囲。

「Aくんは、ある店で壊されたゲームを見つけた。弁償されないのならばと、同じものを万引きしてしまった。これは間違いなく警察に突き出され、場合によっては、窃盗罪として刑法で罰せられる。」
もともと悪いのはゲームを壊して弁償しない友達なのに、友達だって法律違反なのに、僕だけが罰せられる。。。どうして?

その他にも、英米法と大陸法、「若しくはと又は」、「及びと並びに」の違いなど、条文の読み方にも触れて、わかりやすく面白く法律に触れてみることができます。

そうそう、我が娘に、「携帯をするのは勉強してからだ」と約束させると、「ネットはいいんでしょ?」と詭弁をろうしてきますが、まったく同じ例えが「DSとPSPを例として」掲載されていました。

やっぱり娘には読ませないようにしようかな。。。。

2010年7月23日 20:07

酒飲みのためのノンアルコール

「ハリーポッター」で、生徒達が課外授業的に訪問するホグズミードにある店で飲むバタービールがずっと気になっています。フロリダにオープンしたハリーポッターのテーマパークでは、バタービールを販売しているそうなので、いつかいけたら飲もう!とココロに誓っています。それにしても、生徒達(中学生)が飲めるのだから、いくらSFでもノンアルコールでしょう。なのに、なんでビールというのかなと思ってググってみると。。。

ハリーポッターレシピ集(http://www.pottermania.jp/info/recette/recette_2.htm)
なるほど。
ルートビアを使うのでビールというのですね。ルートビア(http://bit.ly/3vz5V)とは、「19世紀中頃にアメリカで生まれたアルコールを含まない炭酸飲料」です。かつては、アルコールを含んでいましたが、現在のものはアルコールを含んでいないとされています。(A&Wルートビアなど)

日本では、法律上、酒類(http://bit.ly/9ihFzR)とは、アルコール度数が1%以上の飲料なので、反対にいうと1%未満のものはノンアルコールと分類されるため、厳密にはアルコールゼロではありません。

ノンアルコールのビールが既に販売されていますが、こちらは、"寧ろ運転する大人のためのビール"という位置づけが強いようです。従って、販売しているのもアルコールコーナーが多くなっているようです。

最近では、「カクテルなのにノンアルコール(http://bit.ly/dCb3DV)」という商品が発売されましたが、こちらは、アルコール分0.00%となっています。従って、法的にも実質的にも、未成年が飲んでも問題はないのですが、「未成年飲酒を助長しかねないとして」、「メーカー側は未成年が買わないように「お酒売り場」で扱うことを求めて」いるそうです。

歴史的に、英米では、子供でも飲めるビール(的なもの)として、開発されたものですから、ハリーポッターたちも飲んでいますが、日本でのノンアルコールは、「飲酒する20歳以上のための、事情により飲めない時の、ノンアルコール」なので、どうしても、このような自主規制になってしまうのかもしれません。

ところで、WHO(世界保健機関)が、アルコールの規制強化(http://bit.ly/aQ3UjO)に関わる指針案(条約ではないので、拘束力はない)を採択しました。これは、アルコールの有害な使用を減らすことを主眼としており、交通事故や暴力など社会的影響に着目し、課税強化や価格の引き上げ、スポーツや芸術と飲酒を結びつけた広告の規制などを含んでいます。

居酒屋の、飲み放題などのサービスが自主規制されるかもしれません。といっても、最近は飲み放題負けしていますけど。。。

2010年7月20日 17:23

ウィルスじゃないウィルス、ドラッグじゃないドラッグ

実家の母親(齢77歳)のパソコンがおかしな動作をするというので調べてみると案の定ウィルスに感染していました。一通りの対策をして、事情を説明すると、「それじゃあ医者にいったほうがいいかね?」とネタみたいなコメントにため息一つ。。。(母は、少し天然系。こうしたネタにはことかきません。過去記事:オレオレinアメリカ(http://www.quon.asia/yomimono/lifestyle/law/2008/10/23/1139.php)など)

パソコンが、あらゆる世代の日常生活に浸透した今では、インフルエンザウィルスと同じといってもいいくらい、パソコンのウィルスへの配慮と対策も重要です。感染したパソコンが引き起こすのは、ファイルが壊れたなど個人的な被害だけでなく、不正アクセスなど犯罪の片棒を担ぐこともありますので、無防備でいると、ある日ケーサツがやってくるなんてこともありえます(映画でも、そんなシーンみかけますよね)

パソコンのウィルスが実際の人間の生死に影響を及ぼすことがあるのでしょうか?
コンピュータを使用していると、情報の伝達は、主に、文字列や画像、動画像として目から、あるいは、音、音声、音楽として耳から入ってきます。
「致死性ソフトウェア 上・下(1997)」(アマゾン http://amzn.to/dsTffj)では、ウィルスの影響により、パソコンの前から離れられなくして衰弱死したり、特定のパターン表示により痙攣死することが事件の発端となっていますが、これらは(ウィルスとは直結していませんが)実際の現象として発生しています。

20日間オンラインゲーム417時間、ネットカフェで男性死亡
(http://www.chosunonline.com/article/20051210000010)

ポケモンショック事件
(http://bit.ly/19xZh2)


特に後者の事件は、実際にはTV画面でしたが、Youtubeなどの動画サイトが普及している今では、各家庭でも改めて注意が必要です。

一方、耳。
目はまぶた閉じれば見ないようにすることができますが、耳は、手やその他の器具等を使って塞がなくてはいけない分、無防備です。
米国で、i-dosingと呼ばれる、青少年に蔓延する「麻薬音楽」(動画) (http://wiredvision.jp/news/201007/2010071622.html)が、注意喚起されています。
これは、音楽しかも、iPodなどでも聴けるMP3形式で、ヘッドホンをつけて(多分音量をあげて)聴く事によりハイになれるということだそうです。実際に、聴いてみると音楽というよりノイズ。それも、聴覚検査で使われるような、単調なビープ音が中心になっています。

ヘッドホーンで部屋で聴いている"だけ"で、しかもお金もかからないフリーダウンロードなので、親も含めて多くの人々はその存在すら知らなかったというのが現実です。いわゆる「違法な麻薬(ドラッグ)」と異なり、現時点で、これを取り締まる方法はないため、警戒するしかないようです。iPodを禁止する学校までもでているとか?

ウチも注意してみよう。。。。

2010年7月16日 23:54

位置情報プライバシー

最近、愛用しているスマートフォンBlackberryでも、FourSquare(フォースクエア)というアプリケーションが使えるようになりました。これは、GPSと連動していて、「チェックイン」と呼ばれる位置情報の取得をすると、現在地の周辺施設を探し出してくれます。

写真(2010-07-09 23.jpg

これで、例えば自分がいる場所を選択すると、Google Map上に自分の位置がピンで示され、さらにチェックインすると、今度は連動しているアプリケーション(例えば、Twitter)にも、現在位置が書き込まれます。また、近隣にいる人の情報もわかりますので、知人がいれば、「近くにいるのでお茶でも」というコミュニケーションが可能となります。

あれ?
でも、これだと、私のいる位置はシステム上では把握されているということですね。
FourSquareのように意図して居場所を宣言した結果として、書き込まれて公開されている場合はいいですが、私がもし、このシステムの提供者だったら、この情報を広告に結びつけたくなります。すなわち、現在位置に近い場所の、飲食店などの広告を、その人が近づいたころに、送信したりすることにより、販売促進効果を出すことができるのです。

しかし、この情報の利用は果たして承諾されているものでしょうか?
個人を特定できる氏名、住所、電話番号などは、個人情報保護法などで、守られる事になっていますが、この「位置情報」はどうなのでしょう?

iPhoneの普及が注目されているアップルコンピュータ社は、位置情報収集をめぐるプライバシポリシーを改訂しました。
http://jp.wsj.com/Opinions/Opinion/node_75334

アップルの新方針は
『ユーザーに位置情報は「匿名で個人を識別しない方法で収集され」、その情報はアップルとそのパートナーやアプリケーション開発業者が使用するとしている。』というものです。

位置情報と個人は結びつけないが、その情報はアップル以外の第三者すなわち、アプリケーションの提供者が利用するというもので、それぞれの提供者の慣行によるということで、各自調べてちょうだいということになるそうです。
例えば、FourSquareの場合は、「周辺のお店に位置情報を送るよ」となっていて、それに同意すれば、近くに行った時に、前述の宣伝情報がFourSquareに送られてくるということになります。
情報が欲しい時には便利ではありますが、位置情報を把握されているということは、ある場合には危険なように感じますし、いつも監視されているような気分のよくないものでもあります。

以前に今どこサーチをかけられて、ストーカーされている気分になった件を書きましたが。。。。え?どこにいたかを知られたくないような場所にいたのでは?って?。。。。。

ノーコメント!!!笑

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