2010年2月26日 23:50
ホワイトハウスの大統領報道官のTwitterでのつぶやきは、公文書記録に残るのだそうです。
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN201002180014.html
「ギブズ報道官は記者会見で質問に答え、Twitterの「つぶやき」は職務の一環として行っているものであり、公文書記録の保存を定めた法律に基づいた扱いになると説明した。」ですって。
公文書に残る"つぶやき"というと、何気なく言ったホンネがマイクに拾われて、全国放送されてしまうような感じです。だとすると、「つぶやいていいよ」と言われても熟考してからでないと、滅多な事は言えなくなりそうです。
「ホワイトハウスあてに送られた電子メールは、既に公文書として保存されている」ということなので、Twitterの保存も違和感はないのかもしれません。しかも、報道官など政府の人のつぶやきだけでなく、「ホワイトハウスにあてて直接返信したつぶやきは、公文書として記録が残る」んですと!!

ネットだけの発言であれば、都合により削除変更も可能ですし、変更の履歴も残りません(システム的には残っているかもしれませんが)。公文書になれば、当然、保管され削除や修正も履歴が残ります。う~ん、これは政府の人が気を使うだけでなく、国民も大変です。
しかし、匿名で誹謗中傷が殺到し、いわゆる「荒れる」ことはないのかもしれませんね。日本も取り入れたらいいかも。
日本でもTwitterには多くの政治家の方がアカウントを持ち、活発に発言されています。
http://twitter.com/#/list/emandai/politicians(これは私のTwitterのリスト 政治家版)
Twitterだけでなく、政治家のブログも沢山あります。
http://blogos.livedoor.com/vender/ (BLOGOS)
公文書として記録されなくても、ネットで公開していれば、多くの人の目に留まりますが、非難を浴びたら削除すればいいのですから、多少は気軽かもしれません。
***
ところで、日本の裁判では、多くの場合、文書名を指定して証拠の開示を要求しますが、文書名が曖昧だったりすると提出を拒否することができます。この方法だと、個人が国や企業を相手に訴訟する場合にはなかなか証拠開示にたどり着けないことがあり、どうしても不利になってしまいます。
一方、アメリカの場合は、証拠開示を命じられた場合には、関係部署、人、コンピュータや手帳に至まで、情報のすべてを"自主的"に提出しなければならないディスカバリーといわれる制度があるのです。
開示された資料は相手にも徹底的に検証され、矛盾点や、不利な記述を分析されます。しかも一定の期日中に提出しなければいけませんし、思わぬところを指摘されたりもするのです。
最近の話題の自動車関連でも、もし米国での訴訟になったらディスカバリー方式になりますから、日本企業のほうはあらゆる証拠を開示することになります。
逆に、日本の消費者が米国企業を、米国で訴えたら、ディスカバリー方式で証拠開示をしてもらえる?
よし!!!。。。(笑)
2010年2月22日 23:43
以前に、このブ
ログで記事を書いたところ(http://www.quon.asia/yomimono/lifestyle/law/2010/01/13/2180.php)、配給元のパラマウントさんからメールをいただき、試写会にいってまいりました。城山ガーデンタワーにある試写室は、数十人くらいの小さなシアターですが、本格的でした。(担当のOさん、ありがとうございました。)
内容は。。。。公開3月15日ですから、書けませんが、
「年間出張322日。マイレージ依存症の敏腕リストラ宣告人、ライアン・ビンガム。~人を"きる"職業の敏腕リストラ宣告人が、人と"つながる"ことに気づいたとき。。。(パンフレットより)」でも、いい映画です。ジョージクルーニーは適役でした。
マイレージ、マイライフ(http://www.mile-life.jp/)
ところで、
バイラルマーケティング(http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/viralmarketing.html)という言葉をご存知でしょうか?
バイラルとは、"感染性の"という意味で、平たくいうと口コミを商品の宣伝に活用する方法のことです。インターネットでは「アフィリエイト」といって、例えばこのブログ内の映画へのリンクをクリックすると広告費として紹介者にお金が入る仕組みが普及しています。(注:このブログ内のリンクは、アフィリエイトではありません)
企業からしてみれば、マスメディアに多額のお金をかけて広告出稿するよりは、より安いコストで、ターゲットを絞って、しかも「口コミ」という公平なスタイルで広告ができるのです。
マスメディア広告の場合は、歴史もあり、ルールも確率されているのですが、インターネットでは新しいが故に、まだまだ潜在的な問題もあるようです。
例えば、あまり面白くなかった映画をアフィリエイト報酬が欲しいために、面白く紹介するとか、美味しくないもの、添加物のあるものを、そうでないように紹介するとか。しかも、見ている人は、ブロガーが報酬をもらっている事を知らなければ、「口コミによる広告ではない公平な」意見として受け止めてしまいます。
米国では、
「FTC、製品レビューを書くブロガーへの規制実施へ--米報道」
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20395447,00.htm?ref=rss
という動きがあるそうです。
記事によれば、「虚偽の主張があったり利害関係が開示されていなかったりする場合、当局はブロガーに報酬を支払っている企業とともにブロガー自身をも追及できることが明確にされる」とされています。
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というわけで、私は「この映画いいいよ」といっていますが、実は試写会を見せていただいたということを明確にしないと、フェアでないということになるのです。ところで、この映画は「一人」で見るべきです。見終わった後の余韻の時間を「一人」で過ごすべきです。そして、内容は誰かに語らず、誰かと語り合わず、語り合うとしても半年くらい自分の中で熟成させてからにしたいですね。興味がある人が周囲にいたら、紹介して、それぞれ「一人」で見に行ってください。
2010年2月19日 18:57
一時に比べて、最近はあまりマスコミで取り上げられていませんが、
iRobotの掃除機(http://www.irobot-jp.com/)が欲しいなと思っています。
段差や障害物を回避しながら部屋の角の隅以外はホコリやゴミを吸い取り、"勝手に充電器に戻って充電"し、満タンになったらまた働くという優れもの。"勝手に充電器に戻って充電"は、映画「サロゲート」でサロゲートが部屋に戻って充電器に戻るシーンを思い出させます。
たかが掃除機ですが、もうこれは家電というより、ある種の「ロボット」といってもいいのかと思います。
ロボット。
私の世代の子ども時代に優れた想像による多くのロボットが登場していました。
ロボットは人間に危害を加えてはならない。
自分に危害を加えようとする人間からも逃げることは許されるが、反撃してはいけない。
《第二条》
ロボットは原則として人間に対して注意と愛情を向けるが、 ときに反抗的な態度を取ることも許される。
《第三条》
ロボットは原則として人間の愚痴を辛抱強く聞くが、 ときには憎まれ口を利くことも許される。"
なかなかいいです。
ところで、冒頭の「掃除機」もロボットだとすると、三原則はこんな感じにしておきましょうか。
第一条 ほどほどキレイに掃除すること。
家族間に「こいつの方が掃除がうまい、とか、オマエは役立たずだ」というような議論が起きないようにほどほどに掃除する。
第二条 人間の命令を守る。
但し、ゴキブリを吸い込んで体内で繁殖させないように気をつける。
第三条 ゴミを吸い込みすぎて壊れる前には、吸い込みをやめて、「もう吸えない」とアピールする。
2010年2月15日 18:36
紅白歌合戦にもゲスト出演したスーザンボイルさんを発掘した番組の米国版アメリカンアイドルから、また面白いキャラクターが登場しています。
将軍Larry Plattさん62歳。
http://www.youtube.com/watch?v=sSLc64JGbDE
パンツがずり落ちてるぞ!カッコつけてもアホみたいだぞ♪
と、ラップします。残念ながら年齢制限で予選落ち。しかし、名物審査員のサイモン氏も「これから何回も聞く予感がする」ともコメントしています。そして、その予言通り沢山のカバービデオが登場しています。
http://www.youtube.com/watch?v=F5ahjK1Urjg&feature=related
フォークソング風
http://www.youtube.com/watch?v=fd9N02CqNQo&feature=related
ところで、いよいよ始まったバンクーバーオリンピックの入村式でちょっとした事件が。
ただ(もちろん賛否はあるでしょうが)個人的には私は服装自体はそんなに乱れているとは思えませんでした。会見の態度などは見ていませんので、それに問題があるのかもしれませんが。
***
それより、イヤなのは、周囲の対応です。多分日本出国時も、カナダ入国時も少なくとも日本選手団は注意していないということなので、私と同様、おかしいとは思わなかったのでしょう。それなのに、JOCに注意されたら、それを受けて注意して、入村を取りやめてしまったという日本側の対応は、「ほら、騒ぐと怖いおじさんにおこられるからやめなさい」と、いっているお母さんみたいです。
ルールは守れ、法は守れというのはいいですが、それを他所から言われたから、「ほ~らだからいったでしょ?」みたいになるのはどうかなと思うのです。そっちのほうが、Looks like a fool?
2010年2月13日 01:14
子ども向けのアニメソングにも深い真理が盛り込まれた歌詞があります。いや、寧ろヒット狙いのポピュラーソングには盛り込めない哲学にも似た考えが盛り込まれている事があります。
少年ジャンプ連載中のワンピース。
実は愛読していてコミックス全巻保有してます。TVでも毎週日曜日に放映しているが主題曲(よく変わる。以下は昔のもの)がいいのです。
「We are.」
♪今度逢えたなら 語るつもりさ
それからのことと これからのこと♪
この2行にリーダーが語るべき、あるいは振る舞うべきことの神髄があると思っています。
それからのこと。。。これは今を起点に考えると"それ"という時点があり、"それ"のさらに先を語ろうということ。そして、
これからのこと。。。。"それ"がその先の未来のためのある時点だとすると、今から"それ"までに何をするかということになります。
会社でいうなら、例えば、ベンチャー企業だとすると
"それ"がIPOで
"それからのこと"は、IPOしたあとの更なる野望であり
"それ"=IPOのために今からなにをするかということ。
そもそもIPOは、資金調達の手段であり目的ではありません。ベンチャのリーダーはこの主題曲の様に未来を描き語れるべきなのでしょうね。
***
そして、ディズニーアニメ「王様の剣」。
主人公アーサーが、魔法使いマーリンとともに魚になって堀の池を泳ぐシーン。
http://www.youtube.com/watch?v=UAtMFMvYHdo
♪左と右が世界をまわす
昼とよるが世界をまわす
上下あるから四角も丸もある
たかさもひくさも
あちらとこちら♪
つまりは、世の中は相対的なもの。自分の位置だって、見る場所によって左になったり右になったり。ある立場の正義は、反対の立場の悪にもなりうる。ある立場の合法はそれによって不利益を被る側からは不法かもしれません。
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朝青龍は、相撲界の規範・横綱への期待(法)に沿わない行動で、引退に追い込まれてしまいました。暴力沙汰ですから、規範がどうだ、品格がこうだという以前に、マズイのでしょう。(でも個人的には好きな力士でしたよ)
小沢さんは、「法に触れていない」と強調していますが、法があとからついてくることもあります。立法の立場にいる人がいうのはどうかと。
だって、自分に都合悪いことは、違法にしなければいいですものね。