2010年1月24日 00:50
ジャカルタでもオンライン
ERIA:Economic Research Institute for ASEAN and East Asia (http://www.eria.org/)のためのワーキンググループ会合が本部のあるジャカルタで開催され、私もECネットワークの研究員として出席してきました。
日本のこの時期だとジャカルタとの気温差が14度~22度(日本が8度:ジャカルタ14度~30度)もあり、服装に苦慮します。コートとマフラーは空港でスーツケースにしまい込んでワイシャツとジャケットでチェックイン。(帰りはこの逆になります)
出発は折しもJAL更生法申請の翌日。フライトアテンダントの方々が、ゲートで待つ我々の前を一例して通り過ぎていきます。自分の会社がそうなった翌日ですが、その気持ちよくわかります。私も前職では、最後まで代表清算人でしたから。。。JALの場合は、今後も継続し再建するのですから、ますます、現在の顧客には感謝したいでしょうね。心なしか、機内のアナウンスでもそのことを告げていましたが、複雑な感情が声に表れていたように感じます。
ところで、JAL機の機外カメラはなぜか真下を向いていて、離陸時は、路面が映し出されていました。実はこれは初めての経験でしたが、ものすごく怖いことが判明。離陸して暫くは、路面や水面がよく見えます。で、少しエアポケット気味になると、一瞬高度が落ちますが、体感するより下に近づく度合いが大きいのです。横の窓から見ていてもまったく怖くはありませんので、視点の違いが物事を大きく変えることを改めて思いました。
世界的な景気後退の影響はご存知の通り。機内も空きが目立ちます。しかし、今回の私たちの任務は、経済施策として期待され各国が模索する電子商取引の分野で、特に越境取引を活性化するための調査プロジェクトです。各国関連法や規則の違いを把握・認識して、トラブルの場合の紛争解決の協力機関を立ち上げる提言をしようとしています。小規模で紛争解決に費用をかけられない越境の取引にはODR(Online Dispute Resolution)が有効な手段となりますので、なんとか次のステップに進ませたいものです。
「オンラインで解決」というとどうしても「オンライン"だけで"解決」と捉えがちで、「もう会わなくてもいい」=>「それは人間味がなくなる」という議論に発展しがちですが、どんな手段を使っても、その向こうにいるのは人間ということを忘れてはいけません。機内上映していたブルースウィリス主演の
「サロゲート」(http://www.movies.co.jp/surrogate/)は、人間そっくりのサロゲートと呼ばれるロボットを脳波で遠隔操作している社会を描いたものですが、人間本体の接触がなくなってしまう社会では困ります。
何度もいわれている事ですが、それは手段であることは忘れてはいけません。