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“法務がHomeにやってきた”~Homu is coming Home.~

2009年9月

2009年9月28日 10:52

KYの出現は日本の変化の兆しか?~(2)

(続きです)

井沢氏のいう主旨はこうです。

『太子は、第1条 和を以て尊しとなす。 第2条 厚く三法を敬え 第3条 詔を承りては必ず従え。。。。と、法律をつくりました。仏教徒で、天皇の代行をしていた太子ですから、2条の仏教を敬えと、3条の天皇の命令は従え というのはよくわかります。しかし、それよりも大事な第1条に、協調性が大事だぞ、大事なことは、話し合いで決めなさいよといっているのです。しかも、第17条にも、和を以てが出てきます。物事はみんなで決めなさい、そうすればいい結論が出るにきまっているし、成し遂げられると。
ちょっと非論理的ですが、和が大事、協調性が大事、話し合いで決めると、いい結論になり、うまくいく、成し遂げられると17条中の条項を2つも使って言っています。

法律と法の関係からすると、2条と3条は、政治を行う上でそのように仕向けたいと思っていたことだと推測できますが、何故第1条と17条に話し合いや協調性を持ってきたのでしょう。それは、太子がこれを「日本人の生来持っている特徴」だと感じていたからではないでしょうか。』

(参考:井沢式日本史入門講座 和とケガレの巻 徳間文庫、逆説の日本史等)
と。。。

「談合」は、業界のそれぞれが長く生き残るための方策としてやっていることでしょう。協調し、和のために話し合いで、順番に落札できるようにやっているということです。だから、法律で禁じられても、なくならないのかもしれません。日本人の特性としては、OKのことだからなのではないでしょうか?

協調を乱すこと、皆と違うことをやるのは苦手?集団の和を乱す発言は慎む?どうもこれらは、我々日本人がDNAに持っている共通の慣習、本能ではないのでしょうか。

最近、"KY(空気、読めないやつ)"という言葉が流行りました。これは、実は"和を以て尊し"の日本人が変わりつつある兆候ではないかと思います。そういう言葉が出るくらい、そういう行動を普通にとる、あるいはとれる人が増えてきたということです。

談合は、"KY"が「当然のこと」になるまで、日本人の特性で残っていくのかもしれませんが、この時期に政権が変わったのは、意味を持っているのかと期待もしてみましょうか。。。。

2009年9月25日 10:48

KYの出現は日本の変化の兆しかも?~(1)

米国でダーウィンの映画が上映を見送られました。

未だ根強い進化論への抵抗感が理由だそうです。そういえば、あるキリスト教の友人は、未だに母上から映画「ダヴィンチ・コード」はみてはいけないと言われているそうです。(ネタバレして教えてあげようとしたのですが、真剣に拒否されました。)八百万の神の国の人間としては、そこまで。。。と思いますが。

さて、「法務がHomeにやってきた」では、家庭と法についての身近な話題を中心に取り上げてきましたが、ここでちょっと法と法律について言葉を整理しておくと、法律=「明文化されたもの、罰則や裁判など、それを守らせる仕組みがあること」ですが、この法律は、いきなり出てくる訳ではありません。それは、「守らせたいこと」を法律として明文化することの他に、「こうすべきだ」とか、「こうしちゃいかん」という決まりや慣習(=つまりこれが「法」です。)が最初にあって、それを明文化していくものが多いのではないかと考えられます。例えば、殺人は恐らくどこの国でも罰せられますが、その根拠はどこにあるでしょう?
キリスト教では、殺人はいけないというのは、「十戒」の一つ、「汝殺すなかれ」からきています。また、仏教では、「殺生はいけない」という仏様の教えからきているものです。このように大抵は、宗教=つまり信じる神の言葉や、慣習や常識、暗黙の了解 (これらも多くは宗教からきている)で、法律になる前に、法としてあったことが多いのではないでしょうか。

ただ、だったら殺人の固まりである戦争はない筈なのですが、その相手が、自分のよりどころである神を否定するようなことを言う場合は、これはもうとんでもない悪者と解釈できますから、神の変わりにやっつけるということになるのです。つまりは、法律で殺人はいけないとしてあるのは、神の命令でいけないといわれているからで、神がOKした殺人=神を否定するような不届きものはやっつけろーーーというのはOKなのです。法と法律とはそういう関係になると考えられます。

政権交代して、政府が変わり、「日本がよりよくなること」が期待されています。変えていって欲しいことは多々ありますが、談合や天下りは、前々から言われ続けたにも関わらず、いっこうに変わりませんでした。これは、前政権が悪かったのでしょうか?あるいは、官僚が悪いのでしょうか?法律でも禁止されていて、これまでも多くの逮捕者があり、キチンと罰せられているにも関わらず、なくならないのは、なぜなのでしょう?

これについて、
作家の井沢元彦さんがその著書で度々取り上げていますが、私はこれは本質かもしれないなと思う説がありましたので、ご紹介します。以下は概要です。曰く、その根源は、聖徳太子(以下、太子といいます)の「十七条の憲法」にヒントがあると。
(続く)

2009年9月21日 00:28

やっぱり怖いかな。。。

前のエントリーで、裁判員制度で扱われる事件のバラエティが、もう既に様々なケースを網羅していることを書きましたが、ウチの母親が恐れていた案件も出てきました。

さいたま地検は組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人)の罪で17日に起訴を予定している山口組系暴力団幹部について、裁判員裁判の対象事件からの除外を、さいたま地裁に請求」しました。

「裁判員法では、~裁判員や家族に危害が及ぶ恐れがある場合は裁判員裁判の対象から除外できる」と定めており、勿論、今回の請求が初めてのケースです。

米国でもマフィアボスの裁判で、陪審員の辞退がでたようです。

そりゃ、怖いでしょうね~。。。しかもこの女性はマフィア絡みの事件を目撃したこともあり、直前で辞退が認められたそうです。
陪審員は、「陪審員の名前は公表されてはおらず、また出廷する日には未公表の場所から連邦保安官に裁判所まで特別車で送迎」だそうですが、法廷では顔が見えてしまうし、傍聴人に関係者がいるでしょうから、やはり、かなり勇気がいるのではないでしょうか。

「国民が法に参加する」ことを目指す裁判員制度ですが、この分野については、難しい予感です。

裁判に関わる怖い事といえば、思い出すのは自分がイスラエルで仲裁の証人だったときのことです。当時、私が所謂最重要証人で、最も長い2日間に渡る証人尋問を控えて緊張している時、雑談で弁護士(ユダヤ人弁護士、イスラエル在住)さんに聞きました。「相手はどんな作戦でくるのでしょうね?」

すると彼の弁護士さん曰く、
「う〜ん、相手は勝つのに一番手っ取り早い方法として、キミの暗殺かなぁ〜〜」
「。。。」
「だから、今夜はホテルから出ないほうがいいよ。みんなは夕食食べにいくけど、キミはルームサービスでね」
「。。。」


勿論、その通りにしたのは言うまでもありません。

2009年9月18日 20:03

ともかく始まりました

賛否両論が入り交じって報道されていた裁判員制度は、予定通り開始され、粛々と実施されているようです。
【裁判員特集:ヨミウリオンライン】


対象となっている裁判も、「覚せい剤密輸の被告に懲役10年求刑...裁判員裁判 (9月9日 11:27」「初の通訳付き裁判員裁判始まる...さいたま地裁 (9月8日 10:55)」「強盗強姦 (8月28日 03:06)」「介護殺人未遂」「「裁判員第1号」へ100人...足立の殺人、公判前手続き終了 (6月13日 02:05)」と、開始早々に多岐に渡っています。

さらに既に結審した第一号の事件では、「裁判員裁判1号、懲役15年判決の藤井被告が控訴 (8月13日 11:40)」し、介護殺人未遂の事件では、執行猶予の判決もでました。また、「埼玉の暴力団抗争殺人、「裁判員」除外請求へ (7月17日 03:06)」などの懸念とされていたことへの対応も具体的に行われ、すっかり裁判員制度が国民の法への参加として溶け込みつつあるようにも感じられます。

一方、同時期に実施に移されている被害者参加制度との関係で、「女性被害者がモニターで意見、裁判員裁判で (8月19日 16:38)」という事例も発生し、裁判長が、被告に「被害者の名前を言わないように」釘を刺すという一幕もあったそうで、プライバシーの面では綱渡りな状況も出てきました。
第一号の裁判では、裁判員5人が女性、この裁判では、裁判員6人中5人が男性という性別が偏った構成になったりすることの影響も今後の検証や議論が必要になるかもしれません。

さて、被害者がビデオリンクと呼ばれる方法で、別室から証言しましたが、これも一種のオンラインの活用です。裁判傍聴をしている阿蘇山大噴火氏のブログによれば、

「被害女性が証言してる時に、被告人が被害女性に向かって暴言を吐いたんです。つい立て越しではあるけど。当然のごとく、退廷命令。その怒号に被害女性が怯えて」

という事例もあったそうで、今後は、被害者に限らず、証人も、そして隣の部屋からでなくても、安全に証言できるようになる可能性は高いと思います。かの故・三浦和義被告もサイパンからビデオで証言していたのですから、技術的にはなんら問題ないはずです。

ところで、かの覚せい剤事件、酒井被告出演の裁判員映画DVDが、オークションで高値取引!というニュースを見て、「すわ!持ってるかも!」と、資料をひっくり返してみましたところ。。。残念。。。持っているのは、村上弘明氏の主演でした。。。チッ

2009年9月14日 17:48

「光のヨロイ」で申告漏れ?

3月決算の企業の申告が終わって、3ヶ月ちょっとたったこの時期は、国税の調査も終わって、申告漏れが指摘される時期です。


アリコジャパンが178億円申告漏れ
アコムが申告漏れ149億円
駿河台予備校12億円の申告漏れ


その他にも、目白押しです。。。。
• アシックスが40億円申告漏れ 移転価格税制巡り
• 大和ハウス工業が3億5千万円申告漏れ 一部は所得隠しも
• 有料老人ホーム関連会社「トラスト」約7億5000万円申告漏れ 実態ない委託料
• 大丸と松坂屋、32億円申告漏れ 国税局指摘
• 日本製鋼所が10億申告漏れ 東京国税局指摘

これらは、大抵が申告漏れ。脱税とはされません。特に今年度は、サブプライムの損失評価損や顧客へのポイント付与の時期の計上方法で指摘されているようです。

さて、「源泉徴収されている給与所得者の方でも、副業などで年間一定額以上の所得があれば、雑所得として確定申告が必要になります(国税局)」

魔法の剣」売却益も所得です ネット取引の申告漏れ


給与所得者の方は多くの場合副業やアルバイトは禁止されていますが、昨今の景気で副業が許可された会社も出てきていますし、インターネットの普及により、オンラインで手軽に行えるようになった株取引で利益を出している人、オークションを継続的に行っている人なども、多くいるでしょう。また、いくつかのオンラインゲームやセカンドライフなど、仮想世界の中での通貨取引ができるようになっているものもあり、これらを現実の通貨で売却すると、
「源泉徴収されている給与所得者の方でも、副業などで年間20万円以上の所得があれば、雑所得として確定申告が必要になります(国税局)」ということです。さらに、 「大阪国税局が、平成19年度(平成19年7月~20年6月)に管轄する近畿2府4県で行った税務調査の結果、ネット取引をめぐっては全体の9割強にあたる約640件で申告漏れを発見、総額は約93億円」

オンライン時代は、これまで無縁だったあるいは縁が薄かった「法的なこと」が、家庭でも十分意識しなければいけなくなってきています。民主党の施策では、子供手当などが実施されるようですが、その財源は扶養控除などの廃止などがあげられています。今まで以上に、法や税を家庭でも意識しなくてはいけなくなってきそうですね。

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