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“法務がHomeにやってきた”~Homu is coming Home.~

2008年12月 8日 21:22

紛争の体験3

 裁判での証言は、過去数年に渡る期間に起こったことについて行われます。 
準備の段階で弁護士は、「"事実"を話しなさい」と淡々と聴取をします。
 
 さて、これだけの期間の出来事となると、全部が全部自分に都合がよい事ばかりではありません。普通に、単純に無意識に語ると不利になることが沢山でてくるのは、ごく当たり前のことです。

それに対して弁護士は、「それはまずいね。負けるね」と無表情におっしゃる。こっちは途端に弱気になり「え!?じゃあなんていったらいいんですか?」とすがるのですが、"何といったらいいのか"は、決して教えてくれないのです。「はい!じゃあもう一度ね」と、改めて質問を繰り返すだけ。悪かった証言が何なのかすら教えてくれないのです。

結局数年にわたる仲裁の結果、我々は勝てたのですから私の証言はよかったのでしょう。しかし、どういいなさいと指示されたり、答えるべきはこうだと明示されたことはありませんでした。"教えてくれればいいのに"と、食って掛かったこともあったし、ふて腐れてしまったこともありました。

しかし、今にして思えばそれは非常に正しかったのだと思えます。なぜなら証言すべきは事実・真実であり、勝つためのセリフではないのですから。 

もし、事実に基づかないことを証言したり、勝つために本心を捻じ曲げたりした表現を丸覚えしていたりしていて、相手弁護士から論理的矛盾を指摘されたりしたら、あっという間にボロがでていたでしょうし、厳しい追求に窮して、「弁護士さんにこういわれた」などと言おうものなら一貫の終わり。 

勿論、中には徹底的に証言を組み立てて、証人を教育する弁護士さんもいるでしょうが、裁判官judgeから見ると、あまりに完璧な証人は"Well-Educated"といって心証が悪くなることもあると聞いています。 弁護士は教えてくれません。事実が悪ければ負けるのです。

 ※以下はあくまで筆者の実体験に基づくものです。すべての場合に同じように行われることではないことを予めご了承ください。

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