
2009年4月10日
ジョセフ・E・スティグリッツ博士は、アメリカ人の経済学者です。ミクロ経済学などの分野において影響力のある論文を多数発表するのみならず、米国政府(クリントン政権)や世界銀行で経済政策を担当したこともあります。2001年には情報非対称性の理論に対する貢献により、ノーベル経済学賞を受賞しました。現在はコロンビア大学の教授を務めています。
以下の講演は、早稲田大学の創立125周年を記念するコンファレンスの一環として行われたもの。全体として、IMFの経済政策を厳しく批判しています。
◆01(13分5秒)
・グローバリゼーションに対する不満
・東アジアは勝ち組
・混迷するラテンアメリカ
・IMFを無視して成功したチリ
◆02(11分4秒)
・アダム・スミスの「神の見えざる手」ははたして機能したのか
・環境破壊には国際的な協調介入が不可欠
・政治的な安定と経済的な安定
・グローバル金融機構は非民主的
◆ 03(12分5秒)
・IMF設立の経緯と変容
・発展途上国と旧共産主義諸国への関与は失敗
・ケインズ理論を無視し、市場原理主義を採用したIMFの誤り
◆04(9分44秒)
・世界経済を不安定にしたIMF
・IMFのイデオロギーは資本自由化と規制緩和
・ひどい目にあった発展途上国
◆05(12分46秒)
・FRBの利上げによるラテンアメリカ経済の破綻
・インフレ退治にしか関心のないFRB
・IMFが引き起こしたモルドバ経済の破綻
・Global Reserve System について
・米財政赤字の増大
・貿易収支の不均衡
◆06(13分24秒)
・Bailoutによるモラルハザード
・投機を助長するIMF
・IMFを動かしているのは誰か
・IMFで拒否権をもつのは米だけ
・失業と貧困と犯罪
・社会問題に無関心なIMF
◆07(12分44秒)
・IMFには透明性が必要
・利害相反の疑い
・IMFの改革
◆質疑応答1(3分51秒)
IMFは他のグローバル組織、とりわけ世界銀行やWTOなどとの連携に問題があるのではないか?
◆質疑応答2(4分38秒)
1997年のアジア通貨危機で、マレーシアのマハティール首相が行った経済政策をどう考えるか?
◆質疑応答3(2分11秒)
日本はグローバリゼーションで得をしたのか、それとも損をしたのか?