
2009年9月13日 23:49
仕事がなかなか長続きしない人がいます。
もちろん、本人のせいではなく、会社の事情であったり、不況などの社会情勢のためであったり、理由はさまざまなのですが、理由はどうであれ、働いてはすぐ辞める、を繰り返す結果となってしまっていて、それが「自信のなさ」に繋がってしまっている、という方も多いのです。
そういう方がカウンセリングにいらしたときは、まずこれまでの経歴を洗いざらい話していただきます。1日だけのバイトでも。そして、その職場での問題点(愚痴も含め)についても、どうして辞めることになってしまったかについても、とにかく話してもらいます。
人間関係が最悪だった、ノルマがきつかった、自分が思っていた仕事と違った・・・などなど。
そのとき、決して否定したり、こうすればよかったんじゃない?というようなアドバイスはしません。とにかくよく聴くことに徹します。
それから、今度は、その中でも少しは得たもの、良かったこと、などについても話してもらいます。
ほとんどの方が、最初、短期間でしか働かなかった職場についていいイメージを持っていなく、「得たものはない」とおっしゃるのですが、話を聴いていくうちに、
「こういう工夫をしたら、お客様に喜んでもらえた」とか、
「うまい電話のかけ方がわかった」とか、
「同僚からのアドバイスが役に立った」とか、
何かしら「得たもの」が出てくるのです。つまり、今まで全く見えなかったプラスの面に気づくのです。
そして、
「上司とまったく意見が合わなかったけど、上司に振り回されることなく自分の仕事に徹していればもっとうまくいったのではないか」、
「もう少し自分でもこういう工夫をすれば良かったかな」、
「やりがいは見つけられなかったけど、その中でも●●の仕事は自分に合っていたかもしれない」
・・・など、自分自身を客観的に見つめられるようになります。
最終的には、「今度はこういう視点で仕事を見つけてみよう」とか「今度仕事に就いたら、意識をちょっと変えてやってみよう」と、きっと次の仕事に結びつくような、自分なりの答えを見出されます。
人は、誰でも「何とかしなくては」という気持ちをどこかに持っていると思います。そして、「自分で自分を変えていく力」も持っていると思います。
でもそれに気づくためには、まず、自分を知り、自分自身を客観的に見る必要があります。
その「自分を知る」という作業をほんの少しお手伝いするのが、カウンセラーの仕事なのかもしれません。
2009年9月 8日 01:02
前回シルバーセンターのお話を書いてからまたずいぶん経ってしまいました。
そんな中、シルバー人材センターでお仕事をされている方からコメントをいただき、とても嬉しく思っています。ありがとうございます。
http://www.quon.asia/yomimono/business/woman-career/2009/07/01/1729.php#comment
ところで、「シルバー人材」と聞くと、おじいちゃん、おばあちゃんのイメージがありますが、Nさんは、はっきり言って「シルバー人材センターの方」というのが申し訳ないくらいにお若いです。
この「シルバー」というネーミング、何とかならないものかなあ、といつも思ってしまいます。
登録者の条件のひとつに「60歳以上」という年齢があるのですが、60歳でシルバー?うーん・・・?
まあ、これはきっと「シルバー」=お年寄りという定着したイメージがあるせいかもしれませんが・・・。
話がそれましたが、Nさんは、基本的に週1回、月曜日に来てくれます。(たまにお願いすると別の日にもきてくれます。)
まずは次男を保育園まで迎えに。その後2人で遊びながら楽しく帰ってくるそうです。(下の子はそれがとても楽しみ!)
帰宅後は、学童から帰ってきた長男の分と一緒にご飯を用意してくれます。
食材は前もって私が買っておき、メモを残します。
「○○と○○と使って、○○を作ってください。」
というような。
でも、最近では、
「冷蔵庫に●●が入ってます。適当に何か作ってください、お願いします!」
というかなりアバウトなメモを残しても、子どもたちが喜ぶような献立をその場で考えて作ってくれます。しかも美味しい薄味で!
子どもたちには、Nさんがお料理をしている間に、お風呂に入るように伝えてあります。
ただ、最初のうちは、時間配分がうまく行かず、私が20時に帰宅したときにまだお風呂も入ってなく、ご飯も食べてない、という状態でした。
でも最近は子どもたちも慣れてきたようです。
私が帰る前にはお風呂から出ていて、ご飯をゆっくり食べている、という感じになってきました。
今日も、
「ただいまー」
と玄関を開けると、
「おかえりー。今日はNさんにカレーを作ってもらったんだよ!」
と子どもたちの元気な第一声が飛び込んできました。
疲れて帰宅する私には嬉しい瞬間です。
20時まででNさんのお仕事は終わりなので、私が帰宅すると、Nさんが帰るという流れになります。
あとは、ちょっと片付けて、歯磨きをして寝かせるだけ。私もとても楽です。
こうして、一日が終わります。
忙しくて早く帰ることのできない私に代わって、子どもを迎えに行ってくれたり、ご飯を作ってくれたりすることなんて、本当にありがたいですね。
でも、何より一番嬉しいのは、仕事に家事に子育てにと手が回らず、まったくゆとりのない私と違い、Nさんはゆったりと構え、子どもたちとじっくり向き合ってくれることです。
Nさんは、子どもたちのささいな話にも耳を傾けて、あれこれ聞いてくれているようです。
「余裕があるからですよ。」とNさんは笑いながらおっしゃいますが、そんなNさんの存在は、子どもたちにも、いえ、私にとっても、今ではものすごく大きいものになってきているのです。
子育てしながら働く女性について、
「保育園や他人に子どもを預けてまで働くなんて、子どもがかわいそう。」
という考えを持つ方も世間にはいらっしゃいます。
確かに、さびしい思いもさせているかもしれません。
でも、子どもは親だけの愛情でなく、いろんな人の愛情を受けて育つものだと思うのです。
子どもに対する愛情は、仕事をしているからと言って決して減るものではありませんし、
子育てだってちゃんとやろう、子どもともしっかり向き合おう、という気持ちはどんな親にだってあると思うのです。
しかし、親も完璧ではない。だから、できないところを助けてもらう。
それでいいのだと思います。
助けてもらったことで、子どもも親も、周囲の優しさを感じたり、成長できたりするのですから。
「もう本当にたくさん食べてくれるから嬉しくて。」
「いっぱいお話してくれるんですよ。」
と今日もNさんは笑顔で報告してくれました。
いつもありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします!