
2012年1月22日 21:59
ビジネスホテルのレストランで朝食を取っていると、女性フロア
スタッフと男性客との遣り取りが聞こえてきました。
「和定食と洋定食がありますが」
「洋定食をお願いします」
「玉子は、スクランブル・エッグ、オムレツ、目玉焼きが
ありますが」
「オムレツをお願いします」
「飲み物はコーヒーと紅茶がありますが」
「コーヒーをお願いします」
遣り取りの声がする方に思わず顔を向けてしまいました。
男性客の返事が気になったのです。
丁寧なことば使いで、その響きが心地良く聞こえたのです。
みるとサラリーマン風の40歳位の男性客です。
女性フロアスタッフの質問にひとつ一つきちんと
「~をお願いします」
と答えていたのです。
今方、私はどのように受け答えをしていただろうか。
「和定食と洋定食がありますが」
「洋定食を」
「玉子は、スクランブル・エッグ、オムレツ、目玉焼きが
ありますが」
「えーっと、オムレツ」
「飲み物はコーヒーと紅茶がありますが」
「コーヒーを」
こんな具合でした。
語尾をきちんとすると、丁寧に聞こえることは知っていましたが、
これほど心地良く聞こえるとは思いもしませんでした。
以前に、元NHKアナウンサーだった鈴木健二さんの本を読んだとき
にこんなことが書いてあった記憶があります。
敬語を使うことは大切です。しかし、語尾を雑に扱うと汚く聞こ
えます。文中の敬語は少々間違っても語尾を丁寧に扱うと綺麗に
聞こえます。なので語尾を大切にしましょう。
どこかの窓口を訪れたとしましょう。
次の二つのどちらが心地よく聞こえますか?
①「お手数ですが、こちらにご住所とお名前を書いてください」
②「お手数ですが、こちらに住所と名前をお願いできます
でしょうか?」
敬語の原則からいうと、相手の「住所」と「名前」には丁寧語の
「お」「ご」をつけて「ご住所」「お名前」というのが本当です。
ただし、書き言葉と話し言葉は少々異なります。
話し言葉では、文の中で「お」「ご」を付けるとうるさくなることが
あります。
なので、原則でいうと次のようになります。
「お手数ですが、こちらにご住所とお名前をお願いできます
でしょうか?」
先ほどのフロアスタッフと男性客の遣り取りが、私に心地よく響い
ていたのは、短い遣り取りの中でテンポ良く「~をお願いします」
が連続して聞こえてきたからでしょう。
一週間、「語尾を丁寧に話す」ことを意識してみます。
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