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NLP-人生の質を変えるコミュニケーション・スキル

2009年10月19日 00:39

苦手意識は変えられる

八丁堀校からの帰りに、「NLP講座」受講生だった女性から声をかけられました。

「先生~。苦手な上司と、楽に話しをすることができるようになりました~」

「良かったですね~。どのようにしてできたのですか?」

「アンカーですよ、アンカー」

「苦手な副社長と話をするときは、いつも身体の前で手を組んで指示を受けるようにしたの。
 ほら、このようにしたんですよ。
 左手の親指を右手で包むようにして、両手を身体の前で組むんです。こんな感じです。
 丁寧に指示を受けてるように見えるでしょう。これで楽に話しができるようななったんですよ」
 
「どんなアンカーを入れたのですか?」

「左の親指に"楽しい""嬉しい"のアンカーをたくさん入れたの!」

「なるほど」

彼女は外資系企業の社長と副社長の秘書をしています。しかし、副社長が苦手で、指示を受けるときなどは顔が引きつってしまうと悩んでいました。どうにかしたいと思っているときに、オープンカレッジのパンフレットで「NLP講座」を見つけたので受講したそうです。そこで、アンカーというスキルを知り、使っているというのです。


NLPには『アンカー』というスキルがあります。
以前にもお話しましょたが、この「アンカー」はNLPの中でも強力なスキルです。


彼女は次のように練習をしました。

 ・"楽しい"ことを思い出したとき
 ・お酒を飲んでいて"楽しく"て大笑いしたとき
 ・友達とお話をして大笑いして"楽しい"とき
 ・恋人と逢った瞬間に"嬉しく"なったとき
 ・美味しいものを食べて"嬉しく"なったとき
       :
こんなときに、左手の親指を右手で包むようにギューッと握り締めました。

これを何度も続けて貯金しておきました。そして、嫌なことがあったときに、左手の親指を握り締めると楽しく嬉しい気分になれたのです。以前にもお話ししたパブロフの条件反射を利用したものです。
これをNLPの中では「アンカー」と言っています。


アンカーの入れ方を紹介しましょう。

アンカーを貯金する

  貯金をするには二つの方法があります。
   (1)過去の"ある感情"が起きた場面を浮かべて貯金する
       "ある感情"とは、楽しい、嬉しい、元気、パワフル・・・など
       
   (2)"ある感情"が起きたらその場で貯金する
   
  ここでは(2)の方法を紹介します。
   
   ①どのような感情のときにアンカーを入れるかを決める。
     例えば、嬉しい、楽しい、パワー、元気、・・・・・
     ここでは以下"楽しい"感情で説明をします。
   
   ②アンカーを入れる身体の場所を決めます。
     例えば、右手の親指で人差し指の第二関節をギューと触れる。
     この際、注意事項があります。それは習慣や癖でないところです。
     
   ③アンカーを入れる
     "楽しい"気持ちになったら、身体の一部に触れます。
     これを何度でも繰り返して行うのです。
     
   これで貯金ができました。
   
   
アンカーを発火する

   嫌なことがあったら、そのアンカーを貯金した身体の一部を触れるのです。
   これを「アンカーを発火する」といいます。
   
   当然、嫌なことがあって発火させると、貯金はなくなります。
   なので、"楽しい"感情を絶えずたくさん貯金しておくことが大切なのは言うまでもありません。
   

受講生だった彼女は、このスキルを使って副社長の苦手意識が消えたのです。

いつの間にか苦手意識が消えてしまう、そんなスキルを学んでみませんか?

 

 

この記事へのコメント

1. Posted by madam 2009年12月 4日 15:46

こんにちは。いつも楽しく読ませていただいています。

アンカーについて質問させてください。

日常生活のなかには、ついカッとくることがありますよね。私は、相手が自分の子供の場合などは、一呼吸おく暇なく叱りつけてしまいます。

このような「カッときている、腹をたてている状態」のときに、うれしいこと、楽しかったことを思い浮かべてアンカーを発火させるのはやや難しいように思います。「穏やかなこと」「ゆったりして気持ちのよい」アンカーを使うのでしょうか?

ただ、「腹をたてる」などの激しい感情に対するアンカーとしては、「穏やかでゆったり」は、少しパワーがたりないようにも思います。

毎朝電車のなかで、ひじがぶつかったの、手の位置が悪いので、しょっちゅういざこざがおきているのを目にします。こんな「キレる自分」を制御するには、どんなアンカーが最適なのでしょうか?

2. Posted by Ciao 2009年12月 4日 23:49

いつもお読みくださり、ありがとうございます。

日常生活の中でついカッとしてしまうことがありますね。
このような場合にはより有効な方法があります。

例えば、自分がお子様を叱っている場面を考えてみて下さい。

①まず、自分は現在の位置から少し離れて立ちます。その際、
 叱っている自分はそのまま元の位置においてきてください。
 
②そして、離れて立った外の位置から、叱っている自分の姿と
 お子様の様子を見てください。

そうすると「自分はなんて些細なことで、カッとしているのだろう」
と、自分を客観的にみることができるようになります。

これは「知覚のポジショニング」というスキルで、ゲシュタルト療法
の「エンプティー・チェアー」という有名な方法の応用版です。

一度実際に体験すると簡単に誰にでも直ぐできるようになります。


アンカーは、絶えず貯金しておく必要があります。自分が貯金した
感情以上のモノに対しては有効性が弱くなります。


子どもに対するアンカーで、こんなことを試みて成功しているお母さんが
います。その方法は、

 子どもが「好きだ」「かわいい」「愛してる」と感じたときは、
 その言葉を発しながら子どもの肩に手を添えています。そして、
 それを機会あるごとに繰り返しています。
 
 すると、子どもの肩に手を添えると、子どもはニコニコします。
 さらに、子どもを叱った後は必ず、肩に手を添えて「好きだ」と
 いうようなメッセージを付け加えています。そうすることで、
 子どもは、一瞬にして元の良い状態に戻ります。
 
こんなことも試してみては如何でしょうか。

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プロフィール
宮本久男
宮本久男
芝浦工業大学大学院修了(技術経営修士)。
米国 NLP(TM)協会認定トレーナー。
日本企業・外資系企業のエレクトロニクス・エンジニアとして、商品企画・市場開拓・商品開発に従事。
その後、外資系企業にて新入社員・管理職研修講師として活躍。
現在は早稲田大学オープンカレッジ講師や豊富なビジネス経験をもとに官公庁、民間企業やビジネススクールなどで講師としても活躍中。
早稲田総研インターナショナル主催「NLPセミナー」講師。
詳細:NLPセミナー
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