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NLP-人生の質を変えるコミュニケーション・スキル

2009年10月

2009年10月28日 00:43

割り箸で笑顔はつくれない

ある接客研修でこんな場面をみたことがあります

「皆さん笑顔の練習をしましょう」
「割り箸を口にくわえてください。そして、鏡で自分の顔をみてください。これが笑顔の基本です」

さらに続きます。

「次に、目で笑う練習です。目で笑うことで、本当の笑顔になります」
「目から下を本やノートなどで隠してください。そして、鏡を見てください。目が笑っていますか?」

受講者の声、
「目で笑うって、できないわね~」

皆さんも挑戦してみましょう。

 

目で笑えましたか?

できた方、どのようにされましたか?

苦戦した方、次の方法を試みては如何でしょうか?。

 ・自分の好きな人を思い浮かべる
   恋人、両親、配偶者、あるいはお子様・・・・・
 ・デートして楽しかったときのことを思い浮かべる
 ・ディズニーランドなどで楽しんだときのことを思い浮かべる
    :
    :

すると、自然と優しい笑顔になります。
そこで、目から下を本やノートなどで隠してください。
さらに、鏡を見てください。
目が笑っていますでしょう。

目は口ほどにモノを言う。
目は人間の脳が唯一むき出しになっている器官といわれています。
なので、楽しいことや好きな人のことを思い浮かべれば、自然と笑顔になるのです。
心が笑えば、表情も優しく笑うのです。

割り箸を口にくわえたり、目で笑おうとするよりも、
"好きな人"を目の前に思い浮かべてみましょう。
自然と優しい笑顔がつくれます。

【【【【【楽しいことを思い浮かべたら、アンカーを入れることも忘れずに】】】】】

 

苦手な上司と話しをしなければなりません。
前回のアンカーを使うことも一つの方法です。
また、今回の方法にも挑戦してみてください。

苦手な上司の肩越し、あるいは背後に自分の好きな人や場面をイメージします。
視線は大きく外れないように注意をしてください。
笑顔でお話をすることができます。


心無い方がサングラスをかけることがあります。
それは、自分の心を読まれたくないからなのです。
そして、相手は心を読めないので恐怖を感じるのです。
心無い方も目の重要性をよく知っています。

 

そうそう、課外授業です。
大学生の淳君は、好意を寄せている同級生の女性がいます。
直接「好きだ」とは恥ずかしくて言えないというのです。
大学生ですからね・・・・。

「何か良い方法はありませんか?」 と相談を受けました。
そこで、"目"を使った秘策を伝授しました。

ニ週間後
「うまく行きました~。恥ずかしがらずに伝わりました!!」


お子様のいらっしゃる方も使えます。
褒める際に目を使うのです。

「一郎ちゃん、よくできたわね~。えらいね~。
 そんな一郎ちゃんを、お母さんは"好きよ"」

 「好きよ」というときに、一郎ちゃんの"目"をジッと見るのです。
 これがコツなんです。

先の大学生の淳君に伝授したのも同じです。
皆で飲みにいったときに、
「俺は、この焼酎が"好きなんだよ"」といえば良いんです。
目の使い方は、一郎ちゃんのときと同じですぅ~


目は脳と繋がっているのです。

心を伴わないで笑顔を作ろうとすると不自然になります。
頭の中で好きな人を思い浮かべれば、自然と笑顔をつくることができるのです。

2009年10月19日 00:39

苦手意識は変えられる

八丁堀校からの帰りに、「NLP講座」受講生だった女性から声をかけられました。

「先生~。苦手な上司と、楽に話しをすることができるようになりました~」

「良かったですね~。どのようにしてできたのですか?」

「アンカーですよ、アンカー」

「苦手な副社長と話をするときは、いつも身体の前で手を組んで指示を受けるようにしたの。
 ほら、このようにしたんですよ。
 左手の親指を右手で包むようにして、両手を身体の前で組むんです。こんな感じです。
 丁寧に指示を受けてるように見えるでしょう。これで楽に話しができるようななったんですよ」
 
「どんなアンカーを入れたのですか?」

「左の親指に"楽しい""嬉しい"のアンカーをたくさん入れたの!」

「なるほど」

彼女は外資系企業の社長と副社長の秘書をしています。しかし、副社長が苦手で、指示を受けるときなどは顔が引きつってしまうと悩んでいました。どうにかしたいと思っているときに、オープンカレッジのパンフレットで「NLP講座」を見つけたので受講したそうです。そこで、アンカーというスキルを知り、使っているというのです。


NLPには『アンカー』というスキルがあります。
以前にもお話しましょたが、この「アンカー」はNLPの中でも強力なスキルです。


彼女は次のように練習をしました。

 ・"楽しい"ことを思い出したとき
 ・お酒を飲んでいて"楽しく"て大笑いしたとき
 ・友達とお話をして大笑いして"楽しい"とき
 ・恋人と逢った瞬間に"嬉しく"なったとき
 ・美味しいものを食べて"嬉しく"なったとき
       :
こんなときに、左手の親指を右手で包むようにギューッと握り締めました。

これを何度も続けて貯金しておきました。そして、嫌なことがあったときに、左手の親指を握り締めると楽しく嬉しい気分になれたのです。以前にもお話ししたパブロフの条件反射を利用したものです。
これをNLPの中では「アンカー」と言っています。


アンカーの入れ方を紹介しましょう。

アンカーを貯金する

  貯金をするには二つの方法があります。
   (1)過去の"ある感情"が起きた場面を浮かべて貯金する
       "ある感情"とは、楽しい、嬉しい、元気、パワフル・・・など
       
   (2)"ある感情"が起きたらその場で貯金する
   
  ここでは(2)の方法を紹介します。
   
   ①どのような感情のときにアンカーを入れるかを決める。
     例えば、嬉しい、楽しい、パワー、元気、・・・・・
     ここでは以下"楽しい"感情で説明をします。
   
   ②アンカーを入れる身体の場所を決めます。
     例えば、右手の親指で人差し指の第二関節をギューと触れる。
     この際、注意事項があります。それは習慣や癖でないところです。
     
   ③アンカーを入れる
     "楽しい"気持ちになったら、身体の一部に触れます。
     これを何度でも繰り返して行うのです。
     
   これで貯金ができました。
   
   
アンカーを発火する

   嫌なことがあったら、そのアンカーを貯金した身体の一部を触れるのです。
   これを「アンカーを発火する」といいます。
   
   当然、嫌なことがあって発火させると、貯金はなくなります。
   なので、"楽しい"感情を絶えずたくさん貯金しておくことが大切なのは言うまでもありません。
   

受講生だった彼女は、このスキルを使って副社長の苦手意識が消えたのです。

いつの間にか苦手意識が消えてしまう、そんなスキルを学んでみませんか?

 

 

2009年10月12日 01:22

ジャンケンはいつも気持ちよく

ある研修での場面です。
「これから1分間スピーチの実習です。皆さんで順番を決めてください」
すると、誰から始めるかジャンケンで決めることになりました。

「じゃんけんポン!!」

「うわー、負けた! 俺からかぁ~」

そこで、私は質問しました。
「皆さんは、なぜ負けた人から始めることにしたのですか?」
 
「・・・・・・」


ここに、誰もが欲しがる商品が一つあるとします。
「この商品を皆さんに差し上げます。誰のものにするかは皆さんで決めてください」

アミダで決める方法、くじを作って決める方法・・・いろいろあります。
そして、一番簡単なじゃんけんで決めることもあります。
じゃんけんで決める際は、勝った人のものになります。


お気づきですか?
嫌なことは負けた人が、良いことは勝った人が優先しています。

私たちは長年の習慣で、じゃんけんに勝った瞬間は嬉しいものです。

嫌なことだと思って物事を始めると、良い結果は出ません。
そこで、私はどんな場合でも"勝った人"を優先するようにしています。
嫌なことでも一瞬は喜びを味わって欲しいのです。

そして、
「勝った~。これから楽しむぞ~」
そう言ってから、始めてみましょう。かならず良い結果がでます。


言葉を発すると自分の身体が反応します。

何かしようとしたときに「いやだな~」と囁く人がいます。
すると物事は上手くいきません。それは、自分に"止めろ"と命令しているからです。

どんな場合でも「よ~し、これから楽しむぞ!」と大きな声で言ってみましょう。
上手くいくものです。


元プロ野球巨人軍の三塁手で野球解説者の中畑清さんは"絶好調男"といわれてました。
新人時代に、コーチに聞かれたそうです。
「中畑、調子はどうだい」

すると中畑選手はこう答えました。
「調子よくありません」

コーチがいいました。
「調子がよくないって聞いたら、誰も使わないよ。嘘でも絶好調ですと言え」

それ以後、「絶好調!絶好調!」と独り言のように声を出しました。すると打撃成績も次第に上がってきたそうです。


物事をじゃんけんで決める際は、
 嫌なことの場合
  勝ったら : 「よし勝った。楽しむぞ~」→ 楽しいことだと心に入ります
  負けたら : 「次は必ず勝って見せるぞ」→ 楽しいことなのだと心に入ります
  
 良いことの場合
  勝ったら : 勝ち+良いこと → 2倍楽しめます。
  負けたら : 「次は必ず勝って見せるぞ」→ 意欲が湧きます


いつでも、ポジティブな感情でいましょう。毎日が楽しくなります。
すると、あなたの人生の質が向上します。

2009年10月 3日 15:41

ペーシングをしてラポールを築いた鳩山首相

新聞にこんなことが掲載されていた。(2009.9.26 産経新聞)

    『パンケーキで"蜜月"アピール 日米首脳』

  オバマ米大統領は25日、主要20カ国・地域(G20)金融サミット
  (首脳会合)終了後の記者会見の冒頭、こう切り出した。

  「ちょっと憤慨していることがある」
  「(ピッツバーグ市内にある有名な)パメラ食堂のパンケーキを
   食べることができなかったんだ。鳩山由紀夫首相は食べたというのに」

  会見場からは笑いの声があがった。

  大統領の会見後、内外記者会見に臨んだ鳩山首相はさっそくこの話題に触れ、
  
  「別れ際に今朝、パメラのパンケーキを食べたことを申し上げたら、
   大統領は大変うれしそうで、『一緒に食べたかったな』と話していた」
   
  と明らかにした。

  鳩山政権発足後、在日米軍再編見直し問題など外交政策などで、
  日米同盟に悪影響が出るとの懸念が出ているだけに、首相は、
  甘いパンケーキを使って、日米の"蜜月"ぶりを演出したかったようだ。

  オバマ大統領は昨年4月の民主党ペンシルベニア州予備選で、
  ピッツバーグを遊説中、ミシェル夫人とともに同店を訪れ、
  「すばらしい味だ」と絶賛していた。

前回のブログで、『ペーシング』の話しをしました。

鳩山首相はオバマ大統領に『ペーシング』をして、相手に居心地のよい状態を作り
上げました。すなわち信頼関係(NLPでは"ラポール"と言います)を構築したのです。


皆さんには、こんなことがありますでしょう?

初めて出会った人と、すぐ仲良くなれた。
きっかけを思い出してみると、出身地が同じ、出身学校が同じ、趣味が同じ、
お子さんの歳が同じくらい・・・、そんな共通点があった。
そして、話が弾み仲良くなった。
さらに、友人になり、そのうえ、何でも言える仲になった。
最初の出会いで信頼関係(ラポール)を築けるかどうかは、その後の関係に大きな
影響をもたらします。


鳩山さんは、これと同じことをしたのです。
オバマ氏がピッツバーグを遊説中、パメラ食堂を訪れ、そこのパンケーキを
「すばらしい味だ」と絶賛していた記事を読んだのでしょう。そして、今後の大変な
日米関係の交渉のために、オバマ氏と信頼関係を構築しようとしたのに違いありません。


自分が好みの異性に近づこうとした際のあの努力を思い出してください。
一生懸命自分との共通点を探し、話題にしたはずです。

また、セールスパーソンは顧客と良い関係を保つために、興味を持つ話題を探し、
交渉の前にそれを利用しています。

子どもが何かをおねだりするときも同じです。


「相手と信頼関係(ラポール)を構築する方法はすぐ身に付けられるのですか?」
と聞かれることがよくあります。

答えは「すぐ身につきます。ただ、実践すれば良いのです」です。


NLPには、信頼関係(ラポール)を構築するスキルがもっとたくさんあります。
頭では理解していても、実践ではなかなかできないことが多いのです。ぜひ、実践の
練習やワークを通して、自然と無意識でできるようになって欲しいものです。
すると、多くの人と良い関係を構築することができます。
その結果、あなたの人生の質が向上します。


また、記者会見の冒頭の導入は素晴らしいものがあります。
あなたが聞き手になって、次の二つを比べて、感じてみてください。どんな違いがあるかを。

 「ちょっと憤慨していることがある」
 「パメラ食堂のパンケーキを食べることができなかったんだ」
 「鳩山由紀夫首相は食べたというのに」

 「鳩山由紀夫首相はパメラ食堂のパンケーキを食べたのに、私は食べることが
  できなかった。なので、ちょっと憤慨している」

導入のひと言で聞き手を惹きつけるスピーチの上手さは、さすがです。

プロフィール
宮本久男
宮本久男
芝浦工業大学大学院修了(技術経営修士)。
米国 NLP(TM)協会認定トレーナー。
日本企業・外資系企業のエレクトロニクス・エンジニアとして、商品企画・市場開拓・商品開発に従事。
その後、外資系企業にて新入社員・管理職研修講師として活躍。
現在は早稲田大学オープンカレッジ講師や豊富なビジネス経験をもとに官公庁、民間企業やビジネススクールなどで講師としても活躍中。
早稲田総研インターナショナル主催「NLPセミナー」講師。
詳細:NLPセミナー
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