
2010年8月28日 01:57
民主党代表選はキャリブレーション(観察)のチャンスです。
TVでは二人の発言や周囲の人の発言が頻繁に報道されています。
これは、キャリブレーション(観察)の絶好の機会です。
いま言ったことは、本心で言っているのだろうか?
そのときの心理状態を汲み取れる練習にになります。
それぞれの候補者の「ことば」に対して「態度・表情」が一致して
いるかどうかをしっかりとキャリブレーションして見ましょう。
キャリブレーションとは、NLPで使用される言葉で「観察力」の
ことです。言葉ではなく、非言語のサインを見極める力です。
ここで非言語とは、相手の姿勢、表情、呼吸、声のトーン・
テンポ・間・・・などをいいます。
コミュニケーションでは、発した「言葉」と「非言語」が一致して
いることが大切です。
例えば、言葉では「Yes」と言っているのに、心の中では「No」と
思っている場合、非言語にその「No」が表れてきます。そこで、
相手は心の中で、本当は「No」だと思っているなと判断します。
こんな場面があります。
Aさん「この件について、謝ってくださいよ」
Bさん「分かりました、謝りますよ。謝れば良いんですね。
"どうも、済みません!!"」
言葉では謝っていますが、心の中では謝罪していません。
非言語を文章に書くのは少々難しいですが、場面は思い浮かべる
ことができるかと思います。
そのときに、声のトーン、姿勢、表情から、私たちは判断します。
そして、心から謝っていないと感じるのです。
このように非言語をキャリブレーションすることは、相手がどの
ような心理状態にあるのかをキャッチするヒントになります。
コミュニケーションの上手な人は、キャリブレーションで相手の
心の状態を掴むのがうまいのです。
実際に相手とコミュニケーションしているときは、相手の心の状態
を掴んだ後に、それに適した言葉を返すことがポイントです。
では、TVをどのように見れば良いのか?
発言した「言葉」とそのときの「非言語」が一致しているかを
しっかりと観察するのです。
例えば、顔は笑っているように見えるが、本心からだろうか?
・目も笑っていますか?
・口角も笑っているときの状態ですか?
・顔が全体的に引きつっていませんか?
・手はどんな位置にありますか?
・身体はどこを向いていますか?
・声のトーン・スピード・間は?
:
いろいろキャリブレーションをして下さい。
そして、代表選挙で決着した際、二人は健闘をたたえ合い握手を
する場面があるでしょう。そして、負けた方は今後しっかりと
協力していきますとの言葉があります。さらに二人とも笑顔で
その場を取り繕います。
本心からにそう思っているだろうか?
キャリブレーションをして見て下さい。
その際に、どこから判断したのかを明確にすることがキャリ
ブレーションのレベルをアップするのに大切です。
・目、口角、表情はもちろんです
・お互いに握手した際、どちらの手が上にありますか?
・身体(特にへその位置)はどこを向いていますか?
そんな非言語情報から、あなたはどのように判断したのか?
これからの2週間でキャリブレーション力が向上し、その結果
コミュニケーションの質が上がっていることに気づくでしょう。
2010年8月17日 17:12
ひと言でがらっと心が変わった男性がいた。
ある企業研修での出来事です。
教室に入り挨拶から始まりました。
講師である私の目の前に座っている男性が少し気になりました。
年齢は50歳前後。髭をはやして、いかつい姿。斜に構えた姿勢。
"こんな研修、受けてられるかよ。ばかばかしい。義務だから
出席してるんだよ"
そんな言葉が飛び出てきそうな感じです。
隣にいる同年代の女性とも馴染めない感じが伝わってきました。
座席指定なので、二人ともそこに座るしかなかったのでしょう。
最初にアイスブレークで簡単なワークを隣の人としました。
女性が男性に話しかけました。
男性は相手を正面から見ようともせず、話そうともしません。
女性は寂しそうに私に言いました「いつもこうなんですよ」
そして、私は男性に言いました
「何でも良いですのでひとこと、声をかけてみて下さい」
男性は相手を無視し続けています。
この女性と相性が悪いのかな、と思いました。
後で見ている人事担当者が心配そうにこちらを見ています。
私は様子を見ることにしました。
少し時間が経てば馴染むだろう、いや難しいかな、などと思い
ながら研修の講義を進めました。
そして、傾聴の練習です。
その男性と女性が隣同士なので組むことになりました。
最初は男性が話し役、女性が聞き役です。
「何も話すことなんかないよ」と言ったきり、話そうとしません。
女性は席が隣同士になったのは運が悪いのだといわんばかりに
「この人はいつもこうなんです。勉強になりませんね」
次は、女性が話し役、男性が聞き役です。
女性は一生懸命お話しをします。しかし、男性は無視しています。
それを見て、私は男性にいいました。
「話し相手の方を向くだけでも結構です」
すると、男性は仕方なく、女性の方に体を向けました。
腕を組み、足を投げ出し、椅子の背もたれに寄りかかり、視線は
下を向いています。
「聞いているふりをして下さい」男性に言いました。
そのとき、
一瞬、かすかにうなずきました。
私にはそう見えたのです。
ワークが終わり最初のコメントをその男性に向けて言いました。
「説得力あるうなづきでしたね。一番重要なところで一度だけ。
貫禄があります。さすがですね」
その瞬間、男性の顔がほころびました。
それ以降は終始笑顔で受講していました。
5人グループでのワークでは、積極的に一番最初に手を上げて
「私からやります」
ニコニコしながらワークをこなしていました。
今でも、そのときの笑顔が映像として浮かび上がってきます。
終了後、人事担当者が私のところまでやってきました。
「どうしたんでしょう? あんなニコニコした表情を署内でも見た
ことがありません。 さすが先生ですね」
「時間が経つにつれて、リラックスしたのでしょう」
とだけ答えました。
私は次のように考えて接していました。
『この人にも良い点があるはずだ。
それを見つけて、言葉にしてみよう』
そして、見つけたのが"一瞬のかすかなうなずき"だったのです。
その男性がどのような職場環境で、何をしているのか、そして、
どんな思いで仕事をしているのか私には分かりません。
もしかしたら、職場で自分を認めてくれる人が周囲にいないのかも
しれない。
些細なことでいい、相手の良いことに気づいて、認めて、それを
言葉に出すことが大切なんだ。
この研修で一番学んだのは講師の私だったかもしれません。
2010年8月11日 22:27
早稲田大学オープンカレッジ八丁堀校での講座修了生の
女性から、7月末にこんなメールが届きました。彼女は、修了生が自主運営し
ているNLP勉強会で毎月勉強し続けています。そのメーリングリスト
の中での発言です。(名前は伏してあります)
皆さん、こんにちは
昨年度(2009年)夏講座を受講していた〇〇〇〇です。
今日は、NLP勉強会で設定した目標を達成できたので、
ご報告のメールを差し上げました。
今年1月の勉強会は、「2010年目標達成」でNLPと本橋先生の
アーテラピーのコラボレーションでした。
そこで設定した仕事上の目標実現しました!
目標は、幼稚園や保育園にむけての教育コンサルタントをやり
たいというものだったのですが、9月に保育士さんに向け、
セミナーを行うことが決まりました。
自分の仕事の延長ではありますが、当時は全く達成できるとは
思っていないほど夢に近いものでした。
目標にしたものの、かなうとは思っていませんでした。
自分でもびっくりです。
あらためてNLPすごいって思ったので、嬉しくてメールし
ました!
一緒にワークをした〇〇さん、ありがとうございました。
これも、勉強会で目標をしっかりとイメージ化することが
できたからだと思います。
宮本先生、本橋先生、そして一緒にワークをした〇〇さん、
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
今年1月の勉強会は「2010年目標達成」で、NLPとアーテラピーの
コラボレーションでした。
内容の概略は次のようなものでした。
①今年の達成目標をしっかりと書きます。
②そして、それを達成した一年後をNLPのタイムライン・スキル
を使ってしっかりとイメージします。そして、そのときの感情
とモチベーションを右脳にインストールします。
③そのイメージをパステルを使って絵に描きます。
(アーテラピー(R))
ここで描いた絵を見た瞬間に②のモチベーションを呼び
起こす引き金とするためです。
④②と③をしっかりとインストールします。
⑤その内容をプレゼンテーションをします。
⑥その絵を仲間や本橋先生がフィードバックをします。
特に本橋先生からのワンポイントアドバイスは強力なものが
あり、その後に大きな影響を与えます。
ワークはここまでです。
ここで終えてしまってはもったいないです。
この女性は、描いた絵を部屋に飾ったのです。
ここがポイントなんです。
パステルで描いた絵は心が癒されると同時に、見るたびに描いた
ときの"感情"を思い起こすことができるのです。
すなわち、モチベーションを維持する効果があるのです。
NLPでは"アンカー"と言っています。
皆さんは、こんな経験はありませんか?
昔の写真を見ると、当時のことを思い出し、そのときの気持ちに
戻ることができた。(視覚情報)
ある音楽を聞くと、車でデートして楽しかったときのことを
思い出す。(聴覚情報から)
すれ違った女性の香水の香りで、思わず振り向いてしまった男性
の方。(嗅覚情報)
これと同じ原理を活用したのです。
部屋に飾ってある絵を見るたびに、描いたときの"感情"すなわち
モチベーションを思い起こすことができるのです。
そして毎日見続けることで、モチベーションの維持ができるのです。
写真でも絵でも可能です。
あなたも一度試してみませんか?
2010年8月 2日 22:20
先日、ある資格試験がありました。
試験終了後、周囲からこんな声が聞こえてきました。
「できなかったなー」
「あそこ間違えたー」」
「問2、勘違いして書いてしまったかも」
「ちくしょう。ここ間違った!」
「思い出せなかったよ」
ときどきこんな声も聞こえてきました。
「できたよ、80%はできた」
「まあまあ、なんとかなるだろう」
学生時代の試験を思い出しました。
いくつになっても試験終了後の光景は同じです。
周囲の人の話しを聞きながら気がつきました。
試験の後は「できなかった」ところに意識が向く人が多いなと。
私たちは「できたところ」ではなく「できなかった」ところに目が
向きがちです。
「できないところ」ではなく「できるところ」に目を向けなさい。
分かっているんです。
頭では。
習慣化するまで意識して練習して実践できるようになりたいものです。
あるワークショップで朝一番でこんなことがありました。
水が入っているペットボトルを見せながら言いました。
「有名な話ですが、このペットボトルに水が半分入っています。
水が半分入っているのを見て、何と表現しますか?」
「水が半分も入ってる」皆さんそうお答えになりました。
「そうですね。そういうモノの見方が大切ですね」
"水が半分しか入っていない"といった方はいらっしゃいません
でした。
そして、朝の一分間スピーチに入りました。
話題は「この一週間でNLPを実践したことについて」です。
一人の人が前に出て話しはじめます。
「この一週間の間にNLPを実践したことは・・・・・えーと
1回しかできませんでした。・・・・」
「ちょっと待って、さっきの水の話し覚えていますか?」
「ハイ、覚えています・・・・・???
あ~。そうですね"1回実践することができました"・・・」
このように文章で書いてあると気がつくのですが、話していると
気づかないものです。
以前にこのブログで書いた「無意識的有能」の領域まで持って
行くために「練習」「練習」そして「実践」です。
今は夏休みの最中です。小中学生のお子様がいらっしゃる方へ。
一日の終わりにお子様にこんな質問を投げかけてみて下さい。
「今日は、どんなことができた?」
8月31日まで毎日欠かさず続けたとき、お子様にどんな変化が
起きるだろうか?
そして、問続けたあなたにはどんな変化が起きるだろうか?
一日も欠かさずこの質問を投げかけてみる。
あなたへの夏休みの宿題です。
2010年7月26日 17:11
夏休みに入った。
まず、寝た。
そして、目が覚めたら9月1日だった。
小学生の頃はそんな夏休みを過ごしていた。
小学生が夏休みに入った1日目に図書館を訪れると、近くの席に
小学一年生くらいの女の子が二人いました。
そのうちの一人が言いました
「この学習帳は1日に1頁やろうね」
「うん、それが良いね」
そして、1日目の分を終えたのか、まもなく帰っていきました。
その光景を見て、私の小学生時代を思い出しました。
夏休みは40日です。
夏休みに入った早々、学習帳の頁数を数えます。
35頁だ。
40 - 35 = 5
まず、5日間遊ぼう。
5日経ちました。
1日2頁はできるな。すると18日あれば大丈夫だ。
よし、あと17日間遊ぼう。それでも充分間に合うぞ。
夏休みも残り18日。このくらいなら
1日3頁やれば間に合うだろう
:
:
気がつくと9月1日でした。
そして、反省します。毎日少しずつやればよかったと。
一度にまとめて勉強するよりも、毎日コツコツと勉強する方が
良いのは分かってはいるのですが・・・。
私と同じようにはならないで欲しいなと図書館での女の子を
見て思いました。
中学1年生のとき、毎日1分間だけの勉強で数学の点数が10点
上がったのを覚えています。
放課後1分間だけクラス全員で毎日勉強し続けたところ、クラス
全体のテストの結果が平均10点上がりました。
たった1分でも毎日続けることの大切さを学びました。
1分間の勉強内容は数学の計算問題でした。
中学1年生になった時、マイナスの符号のついた計算が入りました。
それで悩む子が多かったので、担任の先生が問題を作り毎日放課後
に1分間だけ練習問題をやったのです。
簡単な問題です。
例えば
8 - (-6) (-4) x 7
こんなのが20問あるだけです。
最初は、1分間で20問答えるのはやっとでした。
中には全問答えられない人もいました。
しかし、暫くすると皆1分間で20問解けるようになりました。
さらに、余裕ができて、殆どの人が時間が余り検算しているように
なりました。
これを毎日続けたのです。するとクラスの数学の成績がどんどん
上がり始めました。すると定期試験の数学のクラス平均点が10点
アップしました。
たった1分間でも毎日続けることで、計算を正確にかつスピードを
上げることができたのです。
たった1分。欠かさず続けることの大切さをクラス全体の生徒が
学びました。今でも同窓会で集まるとその話題で盛り上がります
まさに「継続は力なり」を体感した1年間でした。
夏休みの学習帳も1日1頁することには大きな意味があります。
成績を上げることよりももっと大事なことが・・・・、
それは、毎日コツコツと実行するということでしょう。
小学生のお子さんをお持ちの親御さんがいらっしゃったら、
1日1分間の勉強を夏休中「1日も欠かさず」に実行させてみると
良いかもしれません。
特に算数は驚くほどの効果をあげることができます。
コツは、
①簡単な問題であること
②問題数を多くして、上達が本人に実感できること
③そして、1分間であること
です。
あなたのお子さんの無意識の中に「継続することの大切さ」を
この夏休みに埋め込んでみませんか?
1日1分間で良いのです。
しかし、1日たりとも欠かさないことです。
目が覚めたら数学のテストの成績が何点アップしているだろうか??