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走るコンサルタント-東奔西走記

2011年12月

2011年12月27日 08:30

"年記"を書く

今年もあと少し。あっという間の1年でした。皆さんは「日記」というものを書いたことがありますか?あっこれはブログとかTwitterということではありません。手書きで日記帳に自ら書く記録?のことです。けっして人に公開して見てもらうものではありません。

私は子どものころに、学校で半ば強制的に「夏休みの日記」みたいなものを書いたくらいで、過去の遺物と化していますが「交換日記」なんていうのも経験がありません(今の若い人は"交換日記"なんてわかるかな・・・?!)。とにかく、毎日自分だけのために、その日にあったこと・考え感じたことを書き続けるのはけっこうたいへんです。今はPCやスマホでちょこちょこって書き込むのが日記みたいになっていますが、明らかに昔の日記はそれとは違います。

以前所属していたコンサルティング会社で、先輩に「年記」を勧められたことを思い出しました。毎日書くのは大変だけど、1年に一度、それも年末年始に1年間を振り返って"1年分の日記"=年記を書いてみたら、自分の1年間の足跡・軌跡を見れるよ、と。でもそれには、1年の計を立てなければいけないよとも言われました。仕事のことやプライベートな目標=1年間で実行・達成・挑戦したいこと、それも一瞬にして達成できるものではなく、継続して取り組むことで実行できることを、まず目標として年始に立てる。それを1年が終わって振り返りをして、どうして達成できたのか?なぜできなかったのか?を分析したり、次にどうしたら実行できるか?などを、日記を書くように書く。これが"年記"だというのです。

私もその会社にいた最後の2~3年間、年記を書いてみました。持ち歩く手帳に目標を10個くらい(プライベートなこと5個、仕事のこと5個)書いて、1年終わった時にそれを振り返る。例えば、「1週間に2度、自宅で夕食を取る」とか、「○○さんがプロジェクトリーダーをできるように育てる」などという他愛のない目標でしたが、1年を振り返るとなかなかできなかったことが多いものでした。そしてそれには必ず自分自身に原因や問題があったのです。毎日持ち歩く手帳ですから、しょっちゅう目にしますので、意識せざるを得ないのですが、それでも実行できなかったことが多い。その原因をじっくりと考える機会は年末年始をおいてありません!

今年は久しぶりに年記を書いてみようかと思っています。プライベートでは、やはりランニングの記録をどう伸ばすか?これはどうしても目標の一つになります。ただ、目標タイムを書くのではなく、どうやってその目標タイムを達成するのか?というプロセスを、しっかりと書かなければなりません。普段の練習方法や、目標大会に向けてのレース計画などです。

あとは、老後のことを考えた自立の準備でしょうか(笑)。年金や介護など、国や政治、人様に頼ることばかり考えずに、自立していける道を考え、どういう準備をすべきか?を考えて、具体的に実行していくことを書きたいと思います。

仕事面では、50代最後の年ですので、今まで進めてきた"インデペンデント・コントラクター"という仕事のやり方をもっと確立するために、仕事の取り方やこなし方、クライアントととの新たな関係作り、などを具体的にどうしていきたいのか?を見直したいと思っています。いわば60代の仕事の在り方のインフラを作りに向けて準備計画を立てたいと考えています。

年記の目標はただスローガンみたいなことを書くのではなく、それを実行するための行動計画や意識して取り組む具体的な活動を設定した方が良いでしょう。またチャレンジすることは10個は多すぎると思います。仕事面のことを1~3個、プライベートなことも同じく1~3個くらいでどうでしょうか?全部で5個くらいはいけると思います。

年記を書く。1年のスタートはこんな"作業"を久しぶりにして、"計"を立ててみようと思います。みなさんも、たまにはSNSやスマホを置いて、自筆でこんな"前時代的"な1年の計を立ててみませんか?そして来年の年末にそれを振り返ってみましょう!自分の成長が見えてくるかもしれません。

2011年12月14日 18:56

奈良雑記

昨年、奈良マラソンが遷都1300年を記念して開催されました。初物食いの私としては見逃せない!ということで参加したのはもちろんです。

奈良はそれまで修学旅行とか仕事でしか訪問したことがなく、案外知らないことばかり。今年も初・長谷寺、新薬師寺、西大寺、そして秋篠寺と、多くの仏像に逢ってきました。

そしてもう一つ、けっこう"食"と"飲"の楽しみができました。奈良、けっこうグルメなところです!奈良の方にはたいへん失礼かとは思いますが、私の頭の中には「奈良に美味いものなし・・・」みたいな先入観がありました。ところがどっこい・・・なかなかいけるんですよ、これが。

それも、実に鼻の効く家内のお蔭なのですが(笑)。今年も家内のチョイスで2軒、どれも当たりでした。大和野菜や大和肉、料理人の腕、そして地元の日本酒がこれまたいける!酒飲みの私たちにはたまらない!レースの前夜に、少し節制したとはいえ、仲間と一人二合も飲んでしまいました。レース後の日曜の夜も、家内と四合ほど(フル完走した直後なので相当節制しましたけど!)。

本音を言えば、ブログなどで教えたくない!(笑)。どうしても知りたい方は、来年私と一緒にフルマラソンを走ること!を条件に、そうしたらお連れします。

さて、長谷寺では十一面観音が特別公開(12/12まで)、高さ10m以上ある観音様の足元まで入れ、足を摩りながら祈願することができました。もちろん、奈良マラソン完走!も願いました。昨年は室生寺に行かせていただいたので、来年は飛鳥寺というとこですか。

このように、奈良マラソンはビフォー&アフターに楽しみが満載です。でも仕事柄か、気になることもいくつか発見してしまいます。例えば、宿泊したホテル。再建中の大手航空会社の関連事業なのですが、いたるところに「あ~、再建中なんだなぁ・・・」と思わせる点が見られました。コストダウンなのでしょうが、お客様に見えるところまでコストダウンするのはいかがなものでしょうか?とにかく、なんでもコストカットすればいいというものではありません。指南してあげたい・・・

肝心なマラソンは・・・難コースに手を焼きました。来年、50代最後の年ですがあのコースで4時間切りたいですね。そういえば、前にランナーのマナーの悪さを嘆きましたが、レース中に見た光景を一つだけ紹介します。ランナーが給水所で取ったコップを、しばらく行った沿道にいる係員に「これゴミですけど、お願いできますか?すいません」と言って手渡している姿を見ました。もちろんコース脇に平気で投げ捨てていく人も大勢いましたが、そのランナーの姿勢に感動しました。私も今後、見習いたいと思います。

来年は大阪と神戸マラソンが11月の最終週に同時開催、それは関東のつくばと河口湖にぶつかります。大阪や神戸も走りたいのですが、やはり関西で走るなら「奈良」に限ります。奈良が抽選大会にならないように。人気が出ませんように(笑)。来年はそんなことを念じに、古都奈良のお寺巡りをしたいと思います。

2011年12月 9日 17:25

先送りと自ら身を切らない、という定石

国会が閉幕しました。復興支援の重要な法案などは通ったようですが、よ~く見ると国民に説明をしなければならないような重要なことはすべて"先送り"のようです。「消費税は近い将来上げます。復興支援や社会保障など多くの財源が必要で、国民の皆さんに少し負担をしてもらいます・・・」ということらしいです。

それなら、負担を国民が被る分、政治や政府や行政はどんな身の切り方をするんでしょうかね・・・人事院勧告を無視して、議員の給与カットは先送り。確か選挙の時に「議員の数を減らします!」と言っていたような記憶があるのですが、それも"先送り"。え~っ、もっと国会で議論してちゃんと決めようよ!ということもなく閉会。国会議員や官僚の皆さんは、どうやらしっかりと年末のボーナスを何百万ももらうようですし・・・"自らの身を切らず"して、何の改革をやるんでしょうかね?

そういえばTPPはどうなったんでしたっけ?エネルギー問題の立て直しの議論は?送発電分離は結局、東電と経産省の"利権争い"の中で本質的な議論もなく・・・普天間基地問題も結局、軽挙妄動のバカ官僚と防衛問題素人の派閥均衡大臣のおかげでぐちゃぐちゃ。かと思えば野党は、問責決議案を出して通ったことに自己満足。

悲しい・・・でも選んだのは国民ですから!私たちの責任も重いのです。これから"先送り"と"自ら身を切らない"という政治家の定石を、国民が真似しないことだけを祈りたい気分です。

2011年を振り返るときに、震災や台風で多くの悲しみや困難を抱えた被災者の方々に思いを寄せることが第一。そして、しっかりと考えなければならないのは、日本という国の"政治後進性"かもしれません。江戸時代までの鎖国がもたらしたのかもしれない「島国根性」や「非グローバル発想」、「お上意識と体質」、結局、明治維新で近代国家を目指したあの精神とエネルギーは、今の日本人には受け継がれなかったのでしょうか?

1年を振り返る、そして新たな年の希望を夢見て語る。せめて、私たちだけでもそんな前向きの姿勢を持ち続けましょう。

2011年12月 1日 10:28

ランニングブームの陰で・・・

先日、河口湖マラソンに参加してきました。相変わらずのランニングブームの中、1万3千人くらいの参加者が日ごろのトレーニングの成果を出そうと賑わっていました。

スタートして10㎞くらいのところだったでしょうか。後方で唾を吐いている音が聞こえました。当然コースの端により排水溝などに吐いているんだろうな、と振り返ってみると、私と同じ年くらいの中年風のランナーが、コースの真ん中で唾をペッ!と吐いているではありませんか。

その後も唾をコースに吐きかけながら走る選手を時々見かけました。さらに、人の間に割り込んで抜いていくランナー、時には身体がぶつかっても「すいません!」の一言もかけずに走り去るランナー、対向車線は車が来るので係員が「コーンから出ないで!」と誘導しているにも拘らず、無視して反対車線を走る人、応援の方がいる歩道に上がって駆け抜けていく人、給水所で我先にと身体をぶつけてでも給水を取ろうとしている人、などなど・・・驚くようなマナーの悪いランナーを多く目撃しました。

そして、ゴールが近づくと、仲間同士なのでしょうか、横に3~4人が並んで歩いている人も多くなります。懸命にゴールを目指して牛歩のごとくですが走っているランナーは、その人たちを避けながら抜かなければなりません。もう少し左端に寄り、走っている人たちの邪魔にならないようにと気が回らないのでしょうか?

こんな光景を見て、何だか悲しくなり思わずSNSで呟いたら、仲間がこんなコメントを寄せてくれました。

マラソン人気が高まれば高まるほど「にわかランナー」が増えますからね。そういう人に限って「正当な手続きを踏んで申し込んだしルールに反していない」と自分の権利を主張しますから...」

こないだのよこすかシーサイドでも口に入れた水を大量に吹き出すランナーを多数見ました。すぐ横には捨てられたカップを拾ってる中学生いるのに。。いい大人がなにやってんの?と聞いてみたいです」

「ちょっとマナーの悪いランナーを目にしたのは残念でしたね。場所をちょっとお借りして、皆で楽しもう!って心を持って参加して欲しいですよね。」

「神戸では、あくまでも5時間ぐらいのランナー達ですが、周りは皆、コップはちゃんとゴミ箱に入れようとしてましたし、給水場でぶつかるようなこともなかったです。給水で水が品切れてなくなっていても、不思議と、文句を言っている人に遭遇しませんでした。皆、神戸の街を走らせてもらっている。って感覚なのかなーと、勝手に感動してました。この気持ち忘れたくないですね。」

 

けっしてブームに乗って最近走り始めたランナーがマナーが悪い、という気はありません。むしろ、長く走っているような中高年のおやじたちの中に、傍若無人ぶりを発揮している人が多いような気もします。神戸マラソンで仲間が視た光景こそ、ランナーたちが見習わなければならない姿勢があると思います。

公道を走らせてもらっている、生活道路や観光道路を止めて生活している人たちに不便をかけて走らせてもらっている、地元のボランティアの人たちのおかげで走らせてもらっている、こんな風に考えれば、少しは自分たちの走り方についても考えが変わってくるはずです。

私はレースが始まる前は、ボランティアの人たちには「ご苦労様です」とか「お世話になります」と、できるだけ声をかけています。コースでは応援されたら「ありがとう!」とあいさつをするようにしています。ゴール後もボランティアの方に「ありがとうございました」とか「お世話になりました」と声をかけるようにしています。そして、何よりゴールできたらコースに振り返って、「走らせていただいてありがとう!」と心の中で呟きながら一礼するようにしています。

"走りのマナー"だけでなく、"走らせていただく街や住民へのマナー"へも配慮して楽しく走りたいものです。以前から申し上げていることですが、ランニングの指導者や各走友会・練習会は、ぜひマナーやルールの指導も合わせてお願いしたいものです。

プロフィール
石渡 明
石渡 明
1977年、早稲田大学法学部卒業後、㈱船井総合研究所、アンダーセン、㈱コーポレイトディレクション(CDI)などで経営コンサルティングに携わる。現在、㈲ブレインアソシエイツ代表。流通・サービス業を中心に事業戦略、マーケティング戦略、マネジメント戦略等の設計・展開策立案、事業・組織の活性・再生を支援。現在、早稲田大学、早稲田オープンカレッジ、企業研修講師としても活躍中。
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