
2010年1月 9日 17:36
すっかり正月の風物詩となった箱根駅伝。我が早稲田大学はシードは守ったものの、優勝争いにはほとんど絡めなかった。残念でした。
素人の一般市民ランナーが、とやかく言うことではないのだろうが、観戦していて感じた疑問を一つ。高校時代から才能があり、鳴り物入りで箱根を目指して推薦入学してくる大学も増えてきた。早稲田もそうだし、駒沢大学もまた然り。早稲田でも昨年は有望な1年生が多く入り、箱根でもその健脚を披露した。その中の一人は区間新で区間賞も取った。しかし、彼は今年のメンバーには名を連ねていなかった。往年の名選手の息子も注目されてきたが、昨年も今年もメンバーから洩れた。
調子を落とした、怪我や故障があった、などといろいろ理由はあるだろうが、これは本人の問題だけではないように思う。素材が良くても、その能力をさらに伸ばし、マネジメントするのは指導陣の役割だ。箱根は全区間、ハーフマラソンまたはそれ以上の距離を走る。根性だけでは走り切れない競技だ。練習で月間何百kmを積み重ね、その間の体調管理やピーク管理などマネジメントが大きな役割を負う。
批判を覚悟ではっきり言えば、早稲田の渡辺監督の指導力を問いたい。「いや、まだ彼は若くて指導者になったばかりだから、まだ無理だよ・・・」とか、「もっと長い目で見ようよ・・・」という考えもあるだろう。しかし、他校の監督から羨ましがられるくらい素材の良い選手が集まり、それでなぜ?
渡辺君に力がないというつもりはまったくなく、彼も一生懸命やっていることは知っている。だからこそ期待も大きい。今年もキラリと光る1年生が一人デビューした。昨年の注目されたルーキーたちも今年は2年生、来年はもう3年生だ。いつ、彼らの才能が花開くのだろうか?彼らが悪いのか?そうではないだろう。別競技の5000mや10000mをトラックで走りながら、駅伝の練習もこなすのは大変なことも分かっている。だからこそ、普段の生活管理や、体調管理、ピーク管理、レースマネジメントなど、指導すべきことはたくさんあるはずだ。
渡辺君は選手時代は逸材と言われ、実績も多く残した。だからこそ「名選手は名監督にあらず」という不名誉なジンクスに挑戦してもらいたいのだ。来年までの1年間の彼の指導力に期待して待ってみたい。もちろん、選手自身の奮起と精進があっての上でだ。「柏原君が在学中は、他大学は優勝できない」、などと喧伝するマスコミにも、ぜひ泡を吹かせて欲しい。城西の櫛部監督、上武の花田監督、ともに早稲田OBで無名の大学を箱根に出場できるまでに引き上げた。大学駅伝の発展のためにも、良い指導者を排出する早稲田であれ!
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