
2010年1月22日 21:12
今、研修を終えて帰ってきた鈴木有香です。私がやる研修は、「異文化」、「多様性」、「コンフリクト」、「ミディエーション」、「リーダーシップ」などいくつかタイトルはあります。紹介する理論とか概念は多少異なりますが、基本的なところは、「異なりや違いを肯定的に受け止める心を基礎に、人間同士が協力しあえるコミュニケーション力の育成」と要約できるように思えます。
だから、単なるコミュニケーション・テクニックを紹介するより、いろいろな体験を教室の中で行いながら、「これって、どんな意味があるのだろう?」、「どんな気持ちが根底にあるだろう?」と受講者同士で話し合って、様々な視点を共有しあう時間を大切にしています。
ただーし、「体験」とはと言われると、最近はどんどん「か・ら・だ」の問題に入っていて、空想のボールを投げあったり、ペアでジェスチャーをまねあう鏡のエキササイズ、手裏剣飛ばしなどなど、身体を使う、カロリーを消費するエキササイズが増えていっています。というのも、心や身体は確実につながっていて、「頭」でどうこうできないところが多いので、そういった様々な感覚器、身体を使うことがコミュニケーションではとても重要だからです。
そうして、体感をもちつつ、頭脳でもトレーニングという研修なので、正直いって、老化の途上にある私自身、けっこう体力を使っているので、研修では必ずアシスタントと一緒にやっています。そのアシスタント第一号がお千代なんです。色白で、瞳のくりくりしたショートカットのガッツのある謙虚な女性です。
そんなお千代から、研修の前日に「有香さん、発熱、インフルエンザかも・・・」という連絡が・・・・。
今回の研修は「エコトノス」という複雑な活動があり、これは経験をつんだ優秀なアシスタントが2名が必要条件なのです。
「わかった。気にせず、ゆっくり養生せい!!」とお千代に言って、すぐに、できそうなアシスタント(職場の上司を含む)に電話をかけまくる私。しかし、金曜日の夜に、翌日の予定を聞くなんて・・・・。もちろん、だれも土曜日が、あいている人はいませんでした。
そうして、ふと、私は考えました。「ナカオだ!」
「ナカオ」というのは弟の名前です。ちなみに彼は実は高校の教員です。「とりあえず、20名程度の人に指示をする、説明をする、質問する等の基本スキルは職業上できる!しかも、自宅にいるので、これから、深夜にかけて、無理やりリハーサルができる!!」というのが姉の狙いでした。幸い、弟の予定はあいていましたが、「いやいや」感はぬぐえず、しかも、「これは高くつくよ!」と脅される始末!
しかし、背に腹はかえられず、弟を拝み倒しました。そして、深夜のトレーニング開始です。そして、翌日は完璧なアシスタントとして働きました。
ただ、高校教員の弟は「いわゆる授業」ではなく、体験を伴いつつ、参加者のディスカッションと通じ、気づきを共有しながら進む授業は、初体験らしく、教授方法そのものに驚いていたようです。
しかも、家庭においては、整理整頓は苦手だし、論文書いているときに、こがした鍋とヤカンは数知れず、屁理屈&力技で弟をいじめた過去のある姉が、研修場所で、受講生の発言にあわせて、関連する専門の理論を補足している姿を見て、あっけに取られていたようです。
私も「嫌だなー。」こんな姿見られて、後で家で「ゆうちゃん、教室ではかっこいいこと言って、本当はぜんぜんできないジャン!」とか言われるんだろうなー(トホホ)という気分でした。
何が言いたいかというと、人間どんな状況でもオールマイティーではないんですよね。どこかで立派に責務を果たそうとすると、どうしても抜けてしまうところがあって、それが「家庭」だったりするわけです。
ビジネス場面では優秀な人が家庭になると単なる濡れ落ち葉とか粗大ゴミにしか見えなくなるのもうなづけませんか?
同一人物が異なる状況や場面で全く違った顔を持つというのも人間の性なのかもしれません。
頼む!弟よ。私を理解して!!
この記事へのコメント
小さい頃に(今でも数人からは)「ゆうちゃん」と
呼ばれてたサブイボです。
わたしの楽しみって旅なんですが。
その土地を、迷いながら歩き回る。
その時々で出会った人との語らい。
やはり、体を使っているから、体の記憶として
刻み込まれるんですよね。
歩ける限りは旅していたい。
そんな気持ちの、サーファーデビューを夢見て
いるサブイボでした。
えー、あなたも「ゆうちゃん」だったの!!
サブイボさん、韓国から戻られたようですね。!
旅は人の出会いですが、どうしても食べ物と酒にいってしまう自分が悲しいです。
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