オカちゃんさんの日記
2010年01月11日 22時03分
駅伝は"神事"
スポーツ
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次の土曜日に、早稲田大学特命教授・篠田正浩先生の講演会が東伏見キャンパスで開かれるそうですが、エクステンションセンターのHPにも掲載されているということは、私達一般にも広く公開されているのでしょう。どうしても都合がつかず、聴きにいけないのが残念です。
「近松が描いた『心中』の虚実」という演題ですから、お話の中では箱根駅伝にあまり触れなれないでしょうけれど、確か先生ご自身も箱根駅伝に出場されたはず。(26回大会、2区・区間5位)
ランナーズと言う雑誌に寄稿され、「箱根駅伝は陸上競技でなく、正月の神事になっている」と表現されていらっしゃいます。(「月刊ランナーズ」 2008年3月号)
確かに、時期は正月、霊験あらたかな富士に向って走り、途中芦ノ湖を見下ろす箱根神社の鳥居を通過する様は、神事といえるでしょう。しかも、襷を繋ぐのは鍛え抜かれた若者達ですから。
よく言われることですが、学生駅伝は実は神社=神道に縁があります。箱根駅伝が箱根神社を目指すのなら、全日本大学駅伝は熱田神宮と伊勢神社を結び、出雲駅伝はそもそも出雲大社からスタートします。学生駅伝そのものが、”神事”と言えるのではないでしょうか。
立派な先生の、格式ある言葉を私のような一介の市民ランナーが引用させていただくのは誠に僭越ではありますが、全くの私見ですが、「駅伝」そのものが私にはこの国の国民にとって「神事」のようになっているように思えます。
箱根駅伝とニューイヤーが終わり、1月は男子と女子のそれぞれの都道府県対抗駅伝が行われます。「ふるさと選手」という制度もあることから、実業団や大学の選手が、今度は郷土の為に競い合うことでしょう。箱根ほどの伝統は無くても、今や1月の風物詩の1つです。
中央の大きな全国大会だけでなく、正月を挟み、秋から冬にかけてそれぞれの地域で大小様々な駅伝大会があると思います。新聞社が主催する朝日駅伝や中国駅伝のような大きなもの、その県の駅伝(例えば郡市対抗、市町村対抗)、小さなものでは、市内や町内の地区対抗駅伝、会社の職場対抗のような駅伝等々。
特に、社員の一体感を高める意味でも、職場対抗駅伝に力を入れる企業等は多いのではないでしょうか。どんな小さな駅伝大会の、どんな小さなチームでも選手に選ばれた以上は、その地域、職場の”代表”です。代表選手がいなくては、駅伝に出られませんし、選手として走らない人達の応援も必要です。
「神社」が発着点でなくても、風物詩あるいは年中行事として、それぞれの地域や職場に駅伝大会が行事として溶け込んでいることでしょう。
実は”駅伝大会”の歴史はそれほど古くありません。読売新聞によると、箱根駅伝より少し前、1917年の「東海道駅伝徒歩競走」が駅伝大会の起源とのことです。(その時すでに早稲田大学は関東組として参加していたそうですね)
しかし、日本古来の神社の奉納相撲と同じ様に、日本人の心に根ざし、ある時は地域の、ある時は職場の一体感を高める行事として定着し、それはそれぞれの大会がその地域固有の一種の「神事」とも言えるのではないでしょうか。
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